親善体育大会

「先生、ぼくのタイムはいくつだったの。」
ストップウォッチを持ち、計時を担当していた私に、息を弾ませながらゴールした男の子が近づいてきます。自分の順位は既に分かっているはずです。この子にとって、順位など眼中にないのです。練習の時の自分のタイムを超えることができたか、つまり、自己ベストが出せたかどうかがいちばんの気がかりなのです。
陸上競技は、他人との戦いでもありますが、自分との戦いでもあります。苦しさに打ち勝ち、己の限界に挑戦する。そこに喜びが見いだせる競技です。
私に記録を聞いてきたその子を見て、
「この子は自分に挑戦したのだな。自分と戦ったのだな。」
そう思いました。

町親善体育大会。遊びたい時間も削って、放課後も練習してきた成果を発揮する場です。大会後半は、雨に打たれながら、初めて参加する大会で子供たちは自分に挑戦しました。
見事に入賞した子供も、そうでない子供も、自己ベストを目指し、精いっぱい競技することができました。子供たちに拍手を送りたいと思います。

冒頭で紹介した男の子。これまでの自己記録を大幅に更新し、ガッツポーズをとりながら、笑顔で応援席に戻っていきました。

※ 入賞者及び写真は非公開