ユニークな表現

一文一文の意味が明確になっている
文章全体の構成が考えられている

1学期から上の目標をめざして「文章を書く」学習を進めてきました。10月を迎えた今、この目標に近いところまで書く力を伸ばしてきた子供が増えています。もちろん、これからも上の目標は掲げていくつもりですが、同時に「表現の工夫」「発想のおもしろさ」なども授業の中で扱っていきたいと考えています。
さて、以下に紹介するのは、昨日書かせた「マラソン大会作文」の中で見られたユニークな文章です。授業で扱ったわけではありません。書いた子供の発想・文章がユニークなのです。
(※は渋谷のコメントです)

裕大
まさき先生の右手があがって「パーン」と同時に走った。このマラソン物語を君に教えよう。(後略)
※ 「マラソン物語」という発想がユニーク。

京香
(前略)始まって二周目の時、すごくつらかった。二周目を走っているとき、翔太さんが、きんちゃんばしりで私のことを抜いていった。すごくむかついたので私はまた抜いてやった。(後略)
※ きんちゃんばしりで抜いていく翔太さんの顔が浮かび、思わず笑みが・・・。

翔太
(前略)最後に力いっぱい走った。71位だった。くやしかったので、水を飲んだ。(後略)
※ くやしいことと水を飲むこととの無関係さがおもしろい。

洋介
1kmコースを走る人がすばやく走っていく。ぼくは2kmコースを走るので、まだ余ゆうはある。ぼくの想像では1kmを走っている人でもけっこう時間がかかると考えていた。でも、すぐに終わってしまった(泣)。
※ 最後の一字がメールの絵文字のような効果。

友輝
(あ”っあ”あ死ヌ。助ケテ。助ケテクダサイ。本当ニ死ヌ。ギャァァァァァ)
と走っている最中にふと思った。そういう自分を助けるため、強制的にこう考えた。
「こういう気持ちはだれもが思う。だから考えるのはやめよう」
だが、やはりそう思ってしまう。そんな気持ちがゴールまで続くだろう。そう思った。そうだった。(後略)
※ 最後の「そう思った。そうだった」の呼応がおもしろい。

和樹
「やっとゴールだ」
ぼくはゴールの5,6メートル手前でダッシュした。妹のりなをぬいたと思ったら、りながぼくを追いこしてゴールした。(中略)
ぼくの後ろにいた佐藤友輝さんがこういった。
「りなの方が若いからしかたないよ」って・・・。(後略)
※ 友輝さんの言った一言がすごい。思わず納得?

このような文章を読むと、笑みが浮かびます。最後の和樹さんの文章など声を出して笑ってしまいました。
ユニークな発想、工夫された表現。これらができるようになると、書いている本人も楽しくなってくるでしょうね。