発表朝会

先月、社会科で「番組作り」の学習をしました。テレビ番組を作るためには、どのような人がどのような仕事をしているのかを学んだのです。ただ教科書で学ぶだけではおもしろくありません。そこで、実際にグループごとに企画会議を開き、番組作りに挑戦。クイズ番組あり、インタビュー番組ありと、子供たちなりに工夫した番組が六つできあがりました。
昨日の全校朝会は発表朝会。学年ごとに輪番で学習の成果を発表する場です。そして、今回は5年生の番。できあがった番組を披露する絶好の機会です。残念ながら六つの番組すべてを放映する時間はありません。クラスでも人気の高かったクイズ番組「クイズ・ザ・ジェスチャー」を発表しました。CMまで入れた凝った作りです。
ビデオプロジェクターで大きなスクリーンに投影された番組に、1年生から6年生までが釘付け。番組は好評を博したようです。

京香
「5年生のみなさん、お願いします」
私たちは、「ハイ」と返事をしてステージの前に行った。全校のみなさんを前にして、昨日の練習とはちがうふんい気だった。みんな、私たちの方を見ていたからだ。
そんな気持ちのまま本番が始まった。直人さんが言い終わり、瑳貴さんが言い終わり、佑太さんが言い終わるとき、初めて頭の中に「緊張」という2文字がうかんできたような気がする。
私の番が来た。朝は寒かったから声が出にくかった。他の人よりしゃべる文字数は少ないけれど、覚えられなかった。失敗したなぁと思ったことは、声があまり出なかったことだ。
あずささん、洋介さんが終わり、番組を上映し始めた。瑞貴さんがすごく恥ずかしがっていた。
この発表朝会で、私は久しぶりに緊張した。発表の場はこれからどんどん広がっていくと思うから、緊張にも慣れるようにがんばってみたいと思う。

和希
「ポチッ」
ぼくは、朝の発表朝会で再生ボタンを押して、終わったら一時停止のボタンを押すだけという地味〜な役だった。でも、その分だけ目立たないから別にいいと思っていた。
「5年生のみなさん、お願いします。」
安田先生の声が体育館に響きわたった。「はいっ」ぼくたちは小さな返事をして前に出た。けれど、目立つのは前でいう人だから、緊張はあまりしないと思った。でも、いざ前に出るとすごく緊張した。ぼくは、心の中でこう思った。「なんでだ。ただボタンを押すだけの地味〜な役なのに〜。」
「VTRスタート。」洋介さんが口を開いた。「ポチッ」という音はしなかったが、イメージで心の中に音を出した。「クイズ・ザ・ジェスチャー」が始まった。そのときはぼくもあまり緊張しなくなった。順くんのかっこいいようなシーンで画面が消えた。「ポチッ」またイメージで音を出してテープを止めた。
発表が終わり、ほっと一息。「は〜、緊張した〜。」