『若いみんなの力』

ハッ!瑞貴さんの合図で締太鼓の乾いた音が鳴り始めました。置き太鼓、やぐら太鼓、大太鼓と音が重なり、勇壮な日本国太鼓がホールを揺らします。ドン、ハッ、ドン、ハッ、ドンドンドンドン。ハーアッ、ドン!直人さんのかけ声で最後の一打ち。29本のバチが天を突き上げます。会場からは万雷の拍手。

「先生、緊張してきた・・・。」
「さぁ、出番だ。落ち着いてがんばってこい。」
「えー、どうしよう・・・。」
控え室ではリラックスしすぎるほどにリラックスしていた子供たちですが、出番を前に顔はこわばっていました。やはり、学校の体育館で演奏するのとは勝手が違います。ホールの席を埋めた大勢の観客、子供たちの顔を照らし出すスポットライト、その一つ一つが子供たちの緊張を煽るのです。
しかし、ステージに上がった子供たちは、練習以上の演奏を聴かせてくれました。「やっぱり、速くなっちゃった」と反省していた子供もいましたが、演奏後の子供たちの顔は満足感であふれていました。
会場においでくださった保護者の皆様、そして朝早くから太鼓の運搬をお手伝いいただいた皆様、本当にありがとうございました。昨日の演奏は子供たちの大きな自信となったことでしょう。次は7日の閉校記念式典。きっと、昨日以上の演奏を聴かせてくれるはずです。