太鼓発表を終えて(その2)

京香
「今日はばっちりですか。」
国井さんがリハーサルの時に言った。私は、
「もちろん、バッチリですよ!」
と答えた。私はインタビューを受けることになっているので、前日も行きのバスの中でも、忘れないように練習した。
(中略)
そして、本番。
「インタビューを受ける人は来てください。」
と司会の人が言いに来た。私が行こうとしたら、
「健吾、京香、早く。」
と先生が言った。私は急いでステージに向かった。廊下がぬれていたので、すべりそうになった。
インタビューが始まった。照明がまぶしくて前が見えなかった。なので、あまり緊張しなかった。
あっという間にインタビューが終わり、演奏が始まる。瑞貴さんが「カチッ」と鳴らして、演奏が始まった。思ったよりも速くならなかったし、六送会よりはよかったと思う。演奏が終わったら、すごくホッとした。あとは閉校式だね。

美奈子
舞台のうらではの方では、私たち五年生が待機していた。今日は、太鼓発表なのだ。待機しているとき、心臓が飛び出しそうなほどドキドキしていた。
京香さんと健吾さんがインタビューを受けている間に私たちは位置に着いた。幕が上がった。幕の外は人だらけだ。
瑞貴さんの「ハッ」の合図でしめ太鼓がいん力をたたき始めた。それから、置き太鼓、やぐら太鼓、大太鼓といん力をたたいていった。
ゆっくり一人ずつ回すところもうまくいった。直人さんの声も聞こえて、みんなそろってうまくできた。かけ合いのところもうまくいった。
最後の方で大きくなって、直人さんが声を出すところはみんなぴったりだ。手を挙げたまま、瑞貴さんが「カチッ」と音を出し、みんなで礼をした。控え室にもどって、ぐったりとたおれた。でも、演奏はとてもうまくいった。少し速くなったけどね・・・。

美咲
2月29日に5年生全員で、村上のふれあいセンターに行った。学校とはちがうので、中に入っただけでも緊張した。最初はリハーサルをして、そのあとごはんを食べてから、いよいよ本番が迫ってきた。私たちははっぴを着て、ステージで待っていた。
もうカーテンがおりた。瑞貴さんの「カチーン」が鳴って、みんなしゃがんだ。瑞貴さんが「ハッ」と言って、みんながいん力をたたいた。
太鼓が終わって部屋にもどった。私は部屋で「あー、緊張した」と言った。みんなでさようならをして、私はお母のことを待った。お母が「今までの中でいちばんうまいっけよ」と言ってくれたのでうれしかった。お母の友達になでられてうれしかった。

園夏
次は、大小のリハーサルの番だ。ステージに上がり、太鼓をセットし、自分の位置に着いた。ステージは思ったよりせまかった。
ライトが私の頭の上で光っていて、とても暑くまぶしかった。私は「リハでもこんなに緊張するのに、本番はもっと緊張するんだろうな」と心の中で思った。
リハーサルは最後までたたけなかったが、なんとか無事に終わった。
刻一刻時間が迫り、いよいよ開演した。お客さんの多さに、私はびっくりした。
私たちもはじめは客席について小俣小の太鼓を見ていた。そして、小俣小が終わり、次の学校の発表だ。その間に私たちは会場の外に出て発表の準備をしていた。「もう少しで、私たちの番だ」と思いながら、順番を待っていた。
いよいよ私たちの番だ。ステージに上がり、幕が上がるのを待っていた。ついに幕が全部上がった。ステージのライトがすごくまぶしかった。
瑞貴さんの合図で、礼をして構えた。瑞貴さんが「ハッ」と言って、演奏が始まった。太鼓をたたいている途中で、手が汗でびっしょりになり、今にも手からバチが落ちそうになった。でも、なんとか最後までたたくことができた。
演奏が終わり、また、瑞貴さんの合図で礼をした。気付いたら拍手が鳴っていて、幕も下りていた。私は「ふぅ、なんとか無事に終わった」と心の中で言った。
ステージをおりたら、汗をかいていた。きっと、緊張とライトの暑さが混じったんだなぁと思った。

なんだかんだ言いながら、やはり、ずいぶんと緊張していたようですね。保存会の方は「場数ですよ」とおっしゃいます。六送会、ふれあいセンターと、短期間に2回の発表を経験した子供たち。閉校式は緊張しないでたたけるかな。