学級開き(その2)

1時間目、学級活動。昨日、入学式準備のために椅子を体育館に出していますから椅子はありません。子供たちは、机の後ろにちょこんと腰を下ろしています。私の位置から見ると、机からほんの少し顔を覗かせており、まるで水面から目だけを出したカバのようです(失礼)。この状態で話をするのはちょっと無理。そこで机をすべて後ろに下げさせ、床に腰を下ろした状態で話を始めました。

昨日は「こんな時に先生は本気で叱るよ」という三つのことをお話ししました。今日は、これから一年間賢くなるために大事なことを三つお話しします。賢くなりたい人?

こう聞くと、当然のようにほとんどの手が上がります。手を挙げなかった子も3名いましたが、本当は賢くなりたいと思っているはずです。「ヘン、ぼくは手を挙げないからねぇ」という目立ちたがりやさんのかわいらしい自己アピールなのでしょう。
話を続けます。

一つ目は「続ける」ということです。
土に種をまくとします。すぐに花は咲きますか。咲いたら恐いですよねぇ。もちろん、すぐには咲きません。毎日毎日少しずつ成長しながらやがて花が咲くのです。
やってもやっても自分で成長が感じられないこともあります。でも、それはただ目に見えないだけなのです。土の中で育っていても地上からはそれが見えないのと似ています。あきらめないで続けることが成長の第一条件です。
二つ目のお話をします。
(ここでノートパソコンと広辞苑を子供たちに見せました)
これは先生のコンピュータです。そしてこっちは辞書です。このコンピュータはこの厚い辞書を何冊分くらい覚えられると思いますか。実は、120冊分覚えられます。人間にはとても無理ですね。また、百マス計算なら、1秒もかからずにすべて計算を終えてしまいます。まちがえることは絶対にありません(「すげぇ」という子供の声)。でもね、このコンピュータはこれ以上賢くなることはできないのです。成長できないのです。
人間は、賢くなることができますね。成長することができますね。それは、人間は間違うことができるからです。間違うから賢くなれるのです。間違いを怖がっていると賢くなれませんよ。いっぱい間違ってどんどん賢くなりましょう。
最後、三つ目です。
お腹をペコペコにすかしたライオンがかわいいうさぎを見つけました。ライオンはどうすると思いますか。(「食べちゃう」)そう、食べちゃいますね。「かわいそうだからやめよう」とは思いません。このことを難しい言葉で『弱肉強食』と言います。弱いものの肉を強いものが食べるという意味です。でもね、人間は違います。弱いものをいたわることができます。だから、弱いものいじめをするような子は人間とは言えませんね。動物と同じです。
この三つのことを忘れずに一年間を過ごせば、心も頭も賢くなれます。がんばろうね。

こう言って話を終えました。みんなしっかりと話を聞いてくれました。きっと大きな成長をしていく子供たちだなと思いました。

【お知らせ】
■一昨日、説明会があった「英語」の活動が今日から始まりました。担任は遠足下見のため、校長先生が第1時間目を担当しました。子供たちの感想はどうだったでしょうか。お家でも聞いてやってください。
■来週から給食が始まり、通常時程の学校生活が始まります。歯みがきセットを忘れずに持たせてください。