システム作り

小学生とはいえ、またわずか32名とはいえ、学級は集団です。群れではありません。集団であるからには、集団として動いていくためのシステムが必要になります。そして最低限のルールが必要になります。システムもなく、またルールもないところには無秩序と混乱があるのみです。
私は、子供たちとの初日に「先生はこんな時に怒る」という三つのことを宣言しました。これはルールを宣言したのです。最低限のルールです。この三つはCANVAS学級にとって幹となるルールです。
当然、枝葉のルールも必要となります。例えば、給食で嫌いなものが出たときにどうするのか。枝葉のルールではありますが、はっきりさせておかねばならないことです(これについては給食初日でもあった昨日、子供たちに話しました)。
さて、システムです。これは学級が動いていくための組織です。簡単に言ってしまえば、当番であり、係りです。誰がいつ何をするのかを決める必要があるわけです。金曜日に決めました。
子供たちに問いました。

1〜3年生までであった当番や係りをすべて教えてください。

「黒板消し、整美、宿題チェック、ハンカチ調べ、新聞、学級文庫・・・・」
子供たちは次々と手を挙げ、教えてくれました。私は「なるほど」とつぶやきながら、それらを一つ一つ、黒板に書いていきました。しかし、ただ書いていったわけではありません。粗く二つに分類しながら書いていったのです。子供たちはそれに気付きました。
「先生、なんで『新聞』や『本』の係だけは離れて書いてあるの?」

さすが、4年生。よく気付いたね。先生はわざと分けて書いたのです。学級の仕事は二つの仲間に分けられます。
一つは、「この仕事がないとみんなが困る」という仕事です。これを当番と言います。例えば「黒板消し」などです。
もう一つは「なくても別に困らないけれど、あった方がずっと楽しい」という仕事です。これが係りです。「新聞」や「本」は係りになります。3年生までは一緒でいいんだけれど、もう4年生なんだから分けて考えようね。

子供たちもうなずきながら聞いています。私は続けます。

今日は、まず当番を決めます。ないと困る仕事だからです。ただ、当番も二つに分けて決めます。「日直」「給食当番」「清掃当番」これはみんなで役割を決めて輪番でやります。その他の仕事、「黒板消し」「宿題チェック」などは一人一役で仕事を受け持ってもらいます。32人いますから、32個仕事があればいいのですが、一人では無理な仕事もありますので、もうちょっと少なくてもいいでしょう。こんな仕事が必要だなと思うことをどんどん出していってください。どんな小さな仕事でも構いません。

子供たちが言ってきた仕事を次々と黒板につけたしていきました。出尽くしたところで、担当を決めていきます。子供たちから希望する仕事を言ってもらい、私は黒板にネームプレートを貼っていきました。予想通り、一つの仕事に人数が集中するという事態が生じてきます。次のようにしました。
・自分から進んで動いてくれる子供を募る。
・それでもまだ集中している場合には、公平にジャンケンで決める。
結果、決まったのが下表です。

当番

担当
音楽

氏名は略
配達

氏名は略
朝学習

氏名は略
体育

氏名は略
黒板消し

氏名は略
自学チェック

氏名は略
ハンカチ

氏名は略
配膳台

氏名は略
鉛筆削り

氏名は略
窓の開け閉め

氏名は略
給食当番チェック

氏名は略
生き物の世話

氏名は略
電気

氏名は略
掲示

氏名は略
長谷川先生担当

氏名は略
机拭き

氏名は略
先生の手伝い

氏名は略

自分の受け持った仕事、責任をもってがんばってね!
もう一つの仕事である係りは後日決める予定です。