授業びらき

昨日、時間割表を配布いたしました。今日から時間割通りの学習となります。ただ、当然のことながら昨日、一昨日と学習自体はスタートしています。
月曜日が今年度の授業びらきでした。国語の授業です。教科書扉ページに掲載されている詩の学習です。

雲がかがやいている。
林の上で。

みんなのほおもかがやいている。
湖のほとりで。

あ、今、太陽が
山をはなれた。

教科書を開かせ、全員で音読した後、私が黒板に詩を写していきます。そして告げます。

先生と同じくらいのスピードでノートに視写しなさい。

一行書き終えたところで、
「もう、ここまで書いた人?」
数名が手を挙げました。
「速い!速い子は賢い。のろい子には呪いがかかる・・・。」
笑い。私は始終こんなことを言っていて、3月まで担任していた現5年生には「オヤジギャグはやめろ」と一年中言われていました・・・。
ただ、速く書くことは一つの技能です。技能は鍛えれば高まっていくのです。事実、この数行だけでも子供たちが書くスピードは徐々にアップしていきました。
しかし、ただ速ければいいってものでもありません。全員が書き終えたところで、ノートを見て回りました。連と連の間をあけていなかった子供が1名、読点を抜かしていた子が5名ほどいました。短く一言で告げます。
「点が抜けています。書き直しなさい。」
正しく視写する力、これもまた大切な技能です。

一人ずつ音読してもらいます。先生が十点満点で採点していきます。

子供たちの間に緊張が走ります。
「5点!」
エッという子供たちの顔。私は点数だけを告げていきます。コメントなしです。5点、6点がしばらく続きました。
「8点!」
拍手がわきます。
全員の音読が終わりました。最高得点は8点です。

この詩はいくつのまとまりでできていますか。(「三つ」という子供たち。)
そう、三つのまとまりですね。物語では「場面」と言います。説明文では「段落」と言います。聞いたことがありますね。詩では「連」というのです。ですからこの詩は第一連から第三連まであることになります。

子供たちは黙って聞いています。私が続けます。

君たちの音読では連が分かりません。連と連の間はあけて読むのです。やってみましょう。

全員で読んでみました。今度は連を意識して読むことができました。

三つの連の中で一つだけ仲間はずれがあります。どの連でしょう。連の番号をノートに書きなさい。

ほぼ、全員が正解。第三連です。
「三連だけは一行目の後に『。』がない。」

その通り、一連と二連には文が二つあります。でも、三連には一文しかないのです。ですから、三連は一連、二連と同じように読んではいけません。

連、そして文。二つを意識した音読ができるようになりました。
「よし、9点!」
私が点数を告げると、
「エッ、まだ十点じゃないの?」
という子供たちの声。
「もう1点はねぇ・・・。もうちょっと勉強すると分かります。」
こう言って、先へと進めました。

今、何時ですか。

何名かが教室の時計を見ます。私は笑いながら言いました。

今の時間を聞いているんじゃないよ。この詩の時間は何時頃かと聞いているのです。さあ、だいたいでいいですからノートに書いてごらん。

(次号へ続く)