学年懇談会資料

今日は、お忙しいところ、学習参観・PTA総会・学年懇談会・(部活動保護者会)にご出席いただきましてありがとうございます。
本日の学年懇談会は次の流れで進めさせていただきます。

1 自己紹介
2 渋谷からの話
3 みなさんからの話
4 役員さんから

私からは次の三点について話をさせていただきます。

1 私の目に映った子供たち
(1) 自己表現への意欲が高い
(2) 聞く力に弱さを感じる

2 自立した子供を目指す
(1) 子供たちの前にある壁をどうするか
(2) どんな学力が必要か
・21世紀に必要な基礎学力
・問題解決能力

3 伸びる子供の四条件
(1) ていねいであること
(2) 継続力があること
(3) 挑戦意欲があること
(4) 素直であること
※ もちろんすべてクリアしていたら化け物です・・・

【資料】

人間に本来的にそなわった能力で、ほんとうに実力と呼べるものはなにかというと、それは未知のものに対する問題解決能力ではないかと思います。人はあらゆる問題をかかえこみます。だがその問題はいかに困難に見えようとも、その人にふりかかってきたかぎりは、その人に解決できない問題はなにひとつない、という経験則があります。
大切なことは、問題がおこったときに、我欲を超えた高いレベルで解決する力があるか否かです。記憶や知識の量ではありません。
それともうひとつ大切なことは、自分のことをやるのは当たり前で、自分のこと以外に、他の人のことをどれだけ余計にやれるか。これも人生の実力のうちです。この二つがしっかりしていれば十分で、他のことは人間の評価にあまりかかわりがありません。
知識はあまりいらないといえば誤解されますが、大学卒業までに得る知識など、コンピュータのICの容量でいけば、たかだか1000円分のメモリーにも達しません。
コンピュータに入れられるものや大学や高校の入学試験に出されるような問題は、あらかじめ答えがわかっているものばかりです。そのようなものでいくら訓練しても、問題解決の能力には結びつきません。これはただ解答をして、その解答が合っているか間違っているかのゲームに過ぎません。
いまはゲームの上手なものばかりが大学に入るのに有利な状況があります。それは社会全体がそういう「ゲームの達人」みたいな人間がよいと錯覚してしまったからです。そのような学生は答えのあるものなら、相当高度な問題でも実に見事に解答を出しますが、答えのわからないものをぶつけると、幼稚園児にも劣るのではないかと思うほど情けない解答しか出せません。そういう人間ばかりが増えています。
記憶力のよさばかりが目立って、問題解決能力はほとんどない。せいぜいできるのは他にモデルを求めるくらいのことです。今まで見たことも聞いたこともない問題にぶち当たったらもうお手上げ。これでは変革の時代は生きてゆけません。

(比嘉照夫『地球を救う大変革』)