自学は必要か(その2)

昨日、見知らぬ方からメールをいただきました。みなさんと同じく4年生のお子さんをもつ、あるお母さんからです。昨日発行の『CANVAS』を私のホームページでご覧になり、「自学」についてご質問くださったのです。お子さんが、何をどう学習していいのか困っているということです。
我がクラスを見ても、同様の状態になっている子供がいるようです。また、少々マンネリになっている子供もいます。ここで改めて「自学」の仕切り直しをしたいと思います。

まず「自学」とは何の略かです。

A 自由学習
B 自主学習

当然Bです。
AとBは似ているようですが、違います。
「家で自由に学習してきなさい」
こう言われて、学習できるのはごく限られた一部の子供です。
大抵の子供の場合、
「そんなこと言われたって、何をどう学習していいのかわからないよ」
という状態になります。
そうならないように作ったのが、かつて配布した『自学の手引き』なのです。もう一度『自学の手引き』をご覧ください(えっ、もうなくした?)。
『自学の手引き』には四つの内容が含まれています。

1 自学とは何か
2 自学の進め方
3 自学メニュー
4 自学サンプル

「何をしていいのか分からない」
そういう子供のためにあるのが「自学メニュー」です。何をしていいのか分からなかったら、このメニューの中から選びなさいという例が「自学メニュー」なのです。
「どう学習していいのか分からない」
そういう子供のためにあるのが「自学サンプル」です。どうやっていいのか分からなかったら、サンプルの真似をすればいいわけです。
「自学メニュー」の中からやることを選び、「自学サンプル」の真似をする。これは本当の意味での自主学習ではありません。しかし、このような真似の自学を続けているうちに、いつしか本当に「自分で」学習できるようになるのです。最初は真似でいいのです(「学ぶ」の語源は「真似ぶ」です)。
ですから、正確に言うと、

自学=自主的に学習できるようになるための学習

ということになるでしょうか。
ただ、最近の子供たちの自学を見ながら、「自学メニュー」についてちょっと考え直しています。春に配った自学メニューはあまりにも種類が多すぎたのではないかと思っているのです。ほら、食堂に行ってもメニューが多すぎると、何にしていいか迷うでしょ(私が優柔不断なだけ?)。
そこで、「自学メニュー」を厳選し、作り直すことにしました。本号ではちょっとスペースが足りませんが、次号で「新自学メニュー」をお示ししたいと思います(具体的な内容については本号で述べるって予告してたじゃないか、というつっこみもあろうかと思いますがお許しを。次号で必ず)。

前任校で4,5,6年と3年間担任していたある女の子がよく手紙をくれます。この子も3年間自学を続けました。中三の秋にくれた手紙の中で、彼女は自学に触れています(かつての自学帳を捨てずにきちんともっているのがすごい)。

(前略)今、さっき自学を見てみました。自学を読んでみて、私すごい小学生だったんだ・・・と思ってしまいました。今より勉強してんじゃないだろうか、この人。本当なんでもテーマになってて、毎日の復・予習をしてて、エライ。NO.13をよんでそう思いました。字も小学生の自分なりに、精一杯「見られる」ってことで丁寧に書いていたんじゃないかな。
(中略)
では、かわいい生徒さん(児童というのかな)によろしく。やっぱり自学はためになるから、頑張れと・・!

現在○○高校の2年生ですが、彼女が5,6年生の時の自学帳が2冊ほど私の手元にあります。後輩たちの参考になるからと、頼んで譲ってもらったのです。次回の懇談会の折にでもお見せいたします。

明日は、社会科見学です。7:50には教室に入れるよう、登校時刻にご配慮ください(詳しくはNO.30をご覧ください)。