事実の文

9月25日(月)各紙の一面は、高橋尚子選手の金メダル、そして巨人の優勝の記事で飾られていました。
今、国語でちょうど新聞づくりをしているところ。月曜日に、こんな学習をしました。
次の文を黒板に書きます。

A 巨人が優勝した。
B 高橋尚子が金メダルをとった。
C 巨人は日本シリーズでも勝つに違いない。
D 高橋尚子はすごい選手だ。

問いました。

A〜Dのうち、事実の文はどれですか。ノートに記号を書きなさい。

挙手をさせたところ、A,Bは全員が挙手しましたが、CとDは割れました。
「国語辞典で調べると、『事実=本当にあったこと』と書いてあります。Cは、まだ起きていないことだから、事実ではないと思います。」
事実の文であると考えていた巨人ファンの男子数名が不服そうな顔をしてはいますが、反論は出来ません(来月には事実になって欲しいと私もまた願っていますが)。
続いてD。これはほとんどの子が「事実の文である」と考えていました。理由を尋ねると、こう言います。
「42.195kmも走って、楽しかったと言っているし、金メダルもとったから、すごい選手というのは事実だと思います。」
ただ、一人だけ沙紀さんが、事実の文ではないのではないかと迷っていました。私は沙紀さんに発言を求めます。
「う〜ん、よく分からないんだけど、『すごい』っていうのは感想じゃないかなと思います。」
この発言を受けて、私が説明を加えました。

今、沙紀さんが言ったとおり、『すごい選手』というのは、この文を書いた人の感想です。ほとんどの人が「高橋選手はすごい」と思ってはいるでしょうが、事実の文ではなく、感想・意見の文です。もしかしたら、銀メダルだったシモン選手は「高橋はそれほどすごい選手じゃない。あとちょっとで抜けた。次は絶対に負けない」と思っているかも知れません。
でも、A,Bは誰もが文句の付けようのない「事実」です。

更に続けます。

新聞記事でもっとも大切なことは「事実を正確に書く」ということです。では、どんな事実を書けばいいでしょうか。

子供たちの発言を私が整理しながら黒板に書いていきました。
・いつ
・どこで
・だれが
・どのように
・何をした

この後、月曜日の新聞一面を全員に配り、一緒に読みました。普段はほとんどテレビ欄しか見ていないであろう子供たち。これを機会に興味ある記事に目を通してくれるかな。

下に紹介するのは、私が出張したときの自習時間を使って、あゆみさんが書いた記事です。

9月25日、ひなん訓練をした。放送の後にみんなグラウンドにひなんした。
今日は、消火器を使って火を消す練習をした。代表の人が前でやっていた。代表の人はきんちょうしたと思う。
次に、消防車についているホースで水を流してもらった。水がはっしゃしている間は5mくらいあった。そのいきおいなら火事の火も消えるなぁ。

新聞記事の書き方をもう少し学習した後、班ごとにグループ新聞を作ってもらう予定です。どんな新聞ができあがるかな?