小学校英語アンケート結果(その3)

〜前号より〜

・頭の柔軟な小学校のうちに学習を始めることには大賛成です。
・小学校からやることはよいことだと思うけれど、3,4年生から始めるのは少し遅すぎるかもしれません。家の子供は幸い保育園から少しずつやっていたので、よかったのですが、1年生から始めてもよいと思います。
・家の場合は、姉弟も興味をもってやり出すようになり、いいなと思います。歌を歌うように、自然に自分の中に入っていけるといいとおもうのですが・・・。自分自身も一緒の基礎英語をやるうちに外国の人と話せそうな気がしてきます。子供たちにも耳で聞いて感覚で話してほしいと思います。日本語も満足ではありませんが、いろんな人と話せることはいいことだと思います。
・小・中・高、一貫した英語教育を望と共に、自然に日本語でも英語でも考えたり、話せたりできる日本人になってほしいと思うので、楽しいだけではない“必要なもの”であることを教えてもらえればと思います。
・以前、校長先生のお話で、5,6年生は忙しいから・・・というご説明がありましたが、できれば続けさせていただきたいと思っています。
・中学で初めてアルファベットから習うのでは遅すぎる。英語を敬遠しがちな日本人にとって問い2のように“楽しむ”ことはとても重要だと思う。
・小、中、高、一貫した教育をやってもらいたい。なぜならば、小学校で楽しく英語に接することができたとしても、中学、高校での勉強は受験のための英語となっており、本来の実用的な英会話ができないままになってしまう。結局英語嫌いを作ってしまうことになる。何のための英語学習なのか。

以上

お忙しい中、ご回答いただきました皆様、本当にありがとうございました。
NO.61で私は次のように書きました。

私は「既に賛成か反対かを問うている時ではない。どのように英語教育を行っていくのかが問われるべきだ」と思っています。

今回、大勢の皆様から、小学校英語教育に対する賛同の声をいただき、意を強くしております。
今、『読んで身につけた40歳からの英語独学法(講談社)』という本がベストセラーになっています。その中で著者、笹野洋子氏は次のように述べています。

ある外資系企業では、昇進のためには、TOEIC(国際コミュニケーション英語能力テスト)で730点以上とることが必要条件であると決まったとか。その結果、仕事はできるのに、英語ができないばかりにはねられた人が数人いたそうです。この条件を満たして昇進するとしないとでは、年収で100万円から200万円の差がつくこともあるといいます。
また、外資系でもない別の大企業では、課長相当職以上の管理職になるには、TOEICで500点以上が必要とされることになったそうです。この企業では、外国企業との合弁事業がはじまり、多くの管理職は「業務月報」を英語で書かなければならなくなりました。以上は、2000年3月23日付の「日本経済新聞」夕刊に載っていた情報です。
それから、その是非はひとまずおくとして、「英語を第二公用語に」という話まで飛びだす昨今です。しかも、一部の物好きが思いつきで口走ったのではなく、内閣総理大臣のもとに設けられた「21世紀日本の構想」懇談会がだした、れっきとした報告書に書いてあったのですから、騒ぎがいっそう大きくなりました。
まさか・・・と、いまは思っていても、そのうち、そんなことが実現しないともかぎりません。もしそうなったら、中央官庁はもとより、地方の役所の窓口にいる職員だって、英語がかなりできなくては務まらなくなるかもしれません。
要するに、エリートだけが英語をやっていればいい、という時代ではなくなってきているということです。だから、強い目的意識をもった人、というよりも、もたざるをえない人が、これからどんどん増えていくにちがいありません。(p26,27)

これが現状なのです。
また、小学校英語教育学会会長で東京学芸大学教授の伊藤嘉一氏は次のように述べています。

「英語は世界で一番通用する言葉です。インターネット時代を迎えて、国際交流もほとんどが英語でなされるようになるでしょう。英語なら全世界の情報が得られるし、他の外国語を学ぶ時の基礎にもなります」
「高校を卒業する時点で、外国人と普通にコミュニケーションできる程度の英語力を身につけておくべきです。そうすれば、外国留学も自由に出来るし、海外でのボランティア活動にも参加できます」
「英語を学び始めるのは十歳未満が適切と考えられています。外国人への偏見がないし、羞恥心も少ない。音にも敏感で、母国語からの干渉なしに英語の音声を習得できるからです。小学校の英語学習では、低・中学年は会話などを中心に、高学年では手紙を書いたり簡単な物語を読んだり、文字学習を取り入れてもいい。文法は必要ありません」
(読売新聞2000年7月17日)

来週火曜日、4年生の英語学習を全校の先生方に見ていただくことになっています。