21世紀を生きていくきみたちへ

※ 向山洋一氏の「総合的学習・インターネット」の授業(ビデオでつかむプロの授業技術2 明治図書)を参考に構成した授業です

 弥生も半ばを迎えようとするこの時期に、再び降り積もった雪。去りゆく冬から来るべき春へのバトンだったのでしょうか。
 今年度最後の学習参観、学年懇談。悪天候にもかかわらず、たくさんのみなさんにおいでいただきました。本当にありがとうございました。

 前号でお伝えしていたとおり、参観授業はコンピュータ室で行いました。インターネットをテーマとした授業です。

1 WWWの思想を子供たちに伝える
2 WWWの世界を実際に体験させる
3 感想を書く

 上の構想で行った授業でした。1がいちばん大きなねらいです。「伝える」ことがねらいですから、必然的に私の語りが中心となります。しかし、コンピュータ室には黒板がありません(ホワイトボードはあるのですが、あまりにも面積が小さい)。そこで、プレゼンテーションソフトを使って、簡単なデジタル紙芝居を作り、それを児童用コンピュータの画面に転送しながら、話をすることにしました。紙芝居のタイトルは『21世紀を生きていくきみたちへ』です。

 今年から、21世紀になりました。これから100年間が21世紀です。100年経ったら、きみたちは110歳、先生は120歳になります(ここで子供たちのブーイング)。きみたちは21世紀を生きていくわけです。そんなきみたちに是非知っておいて欲しいことをデジタル紙芝居にしてみました。
 みんなは、まだ歴史の勉強をしていないので知らないと思いますが、人類が誕生してから現在までに、三つの大きな革命がありました。革命って難しい言葉だけれど、ある状態が急激に変化することを言います。
 その昔、人は狩りをして暮らしていました。これは大変不安定な暮らしでした。その土地から獲物がいなくなったら別な場所に引っ越さないといけないからです。
 ここで人類最初の革命が起きます。それは農業を始めたということです。その土地に田圃や畑を作ることで、毎年決まった食料がとれるようになったのです。引っ越さなくても同じ土地で暮らせるようになったのです。これを「農業革命」と言います。今から、数千年も前のことです。
 二つ目の革命は、今から200年ほど前に起きました。それは機械が発明されたということです。今までは人が一つ一つ手作りしていたものが、機械によって大量にできるようになったのです。これを「産業革命」と言います。
 そして三つ目の革命です。三つ目の革命はいつ起きたと思いますか。実は今なのです。今、人類史上、三つ目の革命が起きています。なんだか知っていますか(数名が挙手し、五十嵐くんが「IT革命」と答えてくれました)。そう、IT革命です。名前くらいは聞いたことがあるでしょう。では、どんな革命か知っていますか。コンピュータの登場による革命です。このIT革命、これまでの二つの革命と大きく違うことがあります。それはね・・・。

 猛烈なスピードで起きているということです。農業革命も産業革命も大きな変化ではありましたが、その変化のスピードはゆっくりでした。しかし、IT革命は違います。すごいスピードで進んでいるのです。Dog Yearとも言われています。犬が年をとるくらいのスピードという意味です。犬の1歳は人間でいうと18歳くらいなのです。たった1年でそのくらい年をとります。犬の20歳は人間の95歳くらいだそうです。IT革命はそのくらいのスピードで進んでいます。