紙上版画展(残念ながら作品は非公開)

 3号にわたって、紙上版画展をお伝えしました。本当は、学習参観日に実物をご覧いただければよかったのですが、コンピュータ室での学習でしたので、このような形で子供たちの作品を紹介することにしました。

 子供たちにとって、初めての木版画です。木版画に対するイメージをまったく持っていない子供たち。どのように作品づくりに取り組ませたらよいのか・・・。
 まず、子供たちに問いかけました。

 木版画には大きく分けると三つの過程があります。
1 下絵
2 彫り
3 刷り
 この中で、最も重要なのは何でしょう。

 いちばん多かったのは「彫り」ではありましたが、子供たちの考えはかなりバラバラでした。

 実は「下絵」です。下絵がいちばん重要なのです。作品の80%は下絵で決まると言われています。どんなに上手に彫っても、どんなに上手に刷っても、下絵がダメだといい作品にはなりません。

 子供たちの中に緊張が走ります。子供たちの目の前には下絵用の画用紙が準備されているからです。
 続いて、下絵が成功するポイントをいくつか話しました。

 第一のポイントはテーマです。今年のテーマは「○○をする私」です。動きのあるテーマがいいですね。例えば「読書をする私」というようなテーマではなかなかよい作品はできません。動きがないからです。自分のテーマを紙に書いて持っていらっしゃい。

 テーマを文字に書かせて持ってこさせました。版画作品になりにくいテーマを持ってきた子には、変更することを勧めました。

 第二のポイントは構図です。これから、「これだけはよした方がいい」という構図をいくつか黒板に書きます。ノートに写しなさい。
1 H型・ト型・I型、無理な型
2 堅いのは正座・直立・対称形
3 真正面・真横・後ろは動きなし

 これらの構図は無駄な空白ができすぎたり、画面に動きが出なかったりと失敗する可能性が高いのです。実際に、黒板にも例を描いて示しました。1,2,3はどのような構図を指すのか子供たちにお尋ねください。
 このような観点からもう一度、子供たちの作品をご覧ください。
 「彫り」や「刷り」の過程でも、何点かの留意事項を話したのですが、紙幅が尽きました。割愛させていただきます。