学級びらき

始業式のあった一日目、そして入学式のあった二日目ともに学級で使える時間はそれぞれ1時間ずつ。学級びらきのために使える時間はほとんどありませんでした。
土曜日、ようやくまとまった時間がとれます。この大切な時間に担任である私がやるべきことは粗く言って三つあります。

1 学級びらきにあたって、担任としての願いや方針を子供たちに示す
2 子供たちに自分のめあてをもたせる
3 学級の組織づくりをする

昨年度からの持ち上がりですので、多くの子供たちは私のやり方を知っています。しかし、今年度は高学年です。私の子供たちへの要求もワンランクアップします。

5年生の始まりにあたって、君たちに二つの話をします。
去年、4年生のはじめに「人間と動物の違い」「人間とコンピュータの違い」という話をしました。覚えていますか(かなりの子供たちが覚えていてくれました)。
動物の世界は弱肉強食だけれど、人間は弱い物をいたわることができる。コンピュータは優れた力をもってはいるけれど、成長することができない。それは間違えることができないからだ。人間は、間違いをすることによって成長することができる。
これが去年のはじめに君たちに話したことでした。今年は、「人間と動物の違い」をもう一つお話しします。
それは、脳です。もちろん、動物にも脳がありますが、人間の脳は他の動物とは違います。動物は、食べたいときに食べ、寝たいときに寝ます。ほとんど、本能のままに行動します。しかし人間は違います。自分の頭で判断して行動することができるのです。
(ここで、黒板に「判断のものさし」と私が名付けたものを示し、話を続けたのですが、これについては後日詳しく書きたいと思います)
二つ目の話は「成長の条件」についてです。みんながより賢く成長していくためには三つ条件があります。
その第一は「続ける力がある」ということです。辛くても苦しくてもあきらめずに根気強く続けることができる力です。いちばんわかりやすい例は自学です。去年はどれだけ続けることができましたか。なかなか続けることができなかった人はがんばりましょうね。
第二は「ていねいさ」ということです。ていねいさをもっているかどうかがいちばん表れるのはノートです。線を引くときにきちんと定規を使うことができているか、これがわかりやすい例ですね。今年は去年以上に厳しくチェックします。
第三は「素直さ」ということです。人間は誰しも間違えます。問題は、間違えたときに、それをごまかそうとせず、素直に認めることができるかどうかです。これが成長できるかできないかの分かれ目になります。ごまかそうとする人は成長できません。自分の間違いを素直に認め、次はがんばろうと思う人だけが成長できるのです。

このような話をした後、子供たちに尋ねました。

「5年生の今年はこれをがんばるぞ」というめあてがもう決まっている人?

挙手した子は3名。大いにほめました。
この後、全員に原稿用紙を配り、作文を書いてもらいます。テーマは『5年生のめあて』です。
子供たちが書いた作文、そして3の「学級の組織をつくる」については後日お伝えいたします。