Let's play baseball.

言葉とは日常生活に密着したものです。人は自分の日常生活の中から母国語を身に付けていきます。生活体験を重ね、生活範囲が広がることによって語彙は増えていきます。
そうであるなら、小学校英語で扱う語彙や表現は子供たちが日常生活の中で使う頻度が多いものにするべきです。日本語でも滅多に使わないような表現を学んだとしても、日常生活で使う場面がないのであれば子供たちに身に付くものにはなりません。約一年間、英語の授業を行ってきて、最近ようやくそのように思い始めました。
このような考えから、年度当初のプランを変更しながら学習を進めています。
さて、昨日のトピックは

Let's 〜 .(〜しようよ!)

でした。日本語では、子供たちが日常的に使っている表現です。
ところで、この表現はみなさんも中学生の頃に習いましたよね。

Let's go to the park.
Yes, let's.
No, let's not.

こんな文型ではありませんでしたか。私が中学生時代に学んだ英語もそうでした。
しかし、通勤車中で英会話テープを聴いていると、テープの中の登場人物は"Yes, let's."とか"No, let's not."とは答えていないのです。テープの中で話されているのは"Good idea."とか"Sorry, I have an appointment."といった表現です。
不思議に思い、授業前にブライアン先生に聞いてみました。彼の答えはこうでした(英語でしたが)。
「確かに昔は"Yes, let's."とか"No, let's not."と答えていた。私の祖父や祖母はそのように答える。でも、最近はそういう答え方はしない。"That's a good idea."とか"Sorry, I'm busy."という答え方をする。」

当然、子供たちにはネイティブスピーカーが日常的に使用している表現を教えるべきです。
実際の学習は概ね次のように進みました。

1 下のピクチャーカードを見ながら、ブライアン先生の発音を真似る。
2 ピクチャーカードと同じ絵が描かれたカルタを並べ、ブライアン先生の読み札にしたがってカルタ取りゲームを楽しむ。
3 "Let's 〜." "That's a good idea." "Sorry, I'm busy.." "Sorry, I'm sick"の文型を学ぶ
4 ブライアン先生がピクチャーカードを示しながら、"Let's 〜."と言う。ピクチャーカードの絵がブライアン先生の言葉と一緒だったら、子供たちは"That's a good idea."と言い、言葉とは違うカードだったら、"Sorry, I'm busy."と言う。("sick"のカードであれば"Sorry, I'm sick."と言う。)
5 二人組で、カルタを使ったゲームを楽しむ。ルールは次の通り。
・一方が"Let's 〜"誘いかけ、もう一方が答えることとする。
・お互いにカルタをシャッフルする。
・誘いかける方はカードを見て"Let's 〜"と言いながらカードを出す。
・答える方はカードを見ないで出す。
・二人の出したカードが違うものであれば、答える方は"Sorry, I'm busy"と答える。
・双方の出したカードが同じものであれば、答える方は"That's a good idea."と答え、そのカードを手持ちのカードから除く。
・できるだけ早く手持ちのカードがなくなったペアがチャンピオンとなる。

昼休み、ある子どもを捕まえて誘いました。
"Let's study KANJI"
彼の答え。
"Sorry, I'm busy.