『言葉と気持ち』

『言葉と気持ち』という説明文の学習をしています。粗っぽく要約すれば、

「コミュニケーションは、言葉がもっている意味だけで成り立つのではない。言葉の裏にある気持ちを察しながらコミュニケートすることが大切なのだ。」

ということを述べた文章です。
文章の中には、次のような例が挙げられています。

<例1>
「お母さん、のどがかわいた。」
「そんなに息を切らして。走ってきたから、のどがかわいたのね。」
「何か飲みたくなった。」
「そういうときは、がぶがぶ飲めるものよね。」
「だから、何か飲み物をちょうだい。」
「冷蔵庫にジュースが入ってるんだけど。」
「そのジュース、飲んでもいいの。」
「いいわよ。」

<例2>
「お母さん、のどがかわいた。」
「今、ちょうどお茶を入れたところよ。」
「ありがとう。でも、冷たいのがいいな。」
「冷蔵庫にジュースが入っているわよ。」

<例1>は、「言葉の意味だけを受け取って、相手の気持ちを察していない」例として挙げられており、<例2>は「言葉の意味だけでなく、相手の気持ちをくみ取っている」例として挙げられています。

だから、<例1>はじれったく感じ、<例2>は自然に感じられると書いてあるのですね。では、<例1,2>のような例を自分で考えてノートに書いてごらんなさい。

昨日、子供たちに上の課題を与えました。筆者の述べている結論と対応する他の例を考えさせたわけです。たくさんの例を考えるという学習は子供たちの思考を鍛えます。
ノートに書けた子から、前に出て黒板に書いてもらいました。以下が黒板に書かれた例文です。
下に紹介した以外にも、強烈なブラックユーモアを含んだ例文を書いてくれた子がいました。紹介したいのは山々なのですが、活字にするの少々ははばかられますので、やめておきます。子供たちにお聞きください。

じれったい例 自然な例
「お母さん、私お金がないんだけど。」 「お母さん、私お金がないんだけど。」
「あんまり使いすぎるからよ。むだづかいしないようにしてね。」 「じゃあ少しこづかいあげるから、むだづかいしないようにしてね。」
「ねえ、抹茶のアイスが食べたい。」 「ねえ、抹茶のアイスが食べたい。」
「暑いから冷たいのが食べたいのね。」 「今、バニラを買ってきたわよ。」
「タバコ買ってくる。」 「タバコ買ってくる。」
「そんなにいっぱい吸ってるから、すぐなくなっちゃうのね。」 「今、ちょうど買ってきたわよ。」
「お母さん、さっき転んじゃった。」 「お母さん、さっき転んじゃった。」
「どこで転んだの。」 「あら血が出てるわね。消毒しましょう。」
「お母さん、あのお菓子食べたいの。」 「お母さん、あのお菓子食べたいの。」
「きっと、あまいものがほしくなったのね。」 「あれなら、あのたなにあるわよ。」
「お父さん、オレ、毛がなくなっちゃった。」 「お父さん、オレ、毛がなくなっちゃった。」
「そうか、それは悲しいな。でも、おれもそうだからな。」 「それなら、これをかぶれ。新品だぞ。」


遠山さん、中村さん、渡辺さんをお招きしての「第3回環境学習」を行いました。お忙しい中、子供たちのために学校においでいただき、貴重なお話をしてくださいました3名のお父様方、本当にありがとうございました。この3回の学習で、子供たちの環境への意識は随分と高まりました。これをきっかけにして、それぞれの子供たちがさらに具体的な追求活動ができるような学習を組んでいきたいと考えています。