ゴールをイメージする

入学式の翌日、9日のことです。子供たちに一つの文章を書かせました。

会社の経営者、スポーツ選手、芸能人・・・。その道で一流になった人に「成功の秘密は?」と問うと、必ずといっていいほど返ってくる同じ答えがあります。それはなんだと思いますか。

数名を指名して聞いていきました。
「努力すること」
「がんばること」
「一生懸命勉強すること」
「続けること」
「運」
予想通りの答えが返ってきます。

多くの成功者が口を揃えて言う「成功の秘密」。それは・・・。
『強く願うこと』
です。成功した自分の姿をできるだけ具体的に強くイメージすること、これが成功の秘密なのだそうです。「こうなりたいなあ」と何となく考えるのではなく、目標を達成できた自分の姿を強くイメージするのです。これは成功の秘密です。

子供たちは、このような答えは想像もしていなかったはずです。続けます。

君たちの小学校生活のゴールはいつですか。そう、2003年3月20日の卒業式ですね。そのとき、あなたはどんな自分になっていたいですか。できるだけ具体的に想像してごらんなさい。
これから作文を書いてもらいます。テーマは『今日は卒業式』です。一年後にタイムスリップし、目標を達成できた自分のことを書くのです。

いきなりこのように言われてとまどっていた子供もいたようですが、とにかく書かせました。次の文章です。

郁哉
「あー、もう卒業か。」
ぼくは、この卒業までの一年間、あることによく取り組んだ。それは自学だ。4年のときには、10冊目にいったけど、5年になったら8冊になってしまった。なまけていたと思う。だから、自学をがんばった。
ぼくは、毎日2ページをめざして、くじけずにやった。その結果、12冊までいった。この喜びを胸に卒業する。目標を達成して卒業するのはうれしいことだ!!中学校でも目標をもってがんばりたいと思う。
ぼくの卒業式で「未来へ向かって歩いていきます」という言葉を言うことになっている。ぼくはこれから、
「未来へ向かって歩いていきます。」

天幸
今日は卒業式の日だ。ぼくには二つ目標があった。
一つ目は算数だ。5年生のときには、わからないものもあった。テストで100点が取れなかった。でも、今年は練習をしたら、100点を達成したのである。
二つ目は読書だ。ぼくの読書の目標は20冊をこすことだった。5年ではあまり本を読まなかったが、6年では目標の20冊をこし、30冊も読んだのだ。
ぼくはこれらの目標を達成できてよかったと思う。

慎司
一年間をふりかえってみると、いろんなことがうかんできた。
英語はすらすら読めるようになったし、アルファベットもだいたいは書けるようになった。中学校に行ったら、アルファベットをいっぱい使って単語の練習もしたい。外国人の人とも英語で話せるように練習をした。
妙高スキーに行ったとき、スキーは初めてだったので、いっぱい転んだ。でも、やっているうちになれてきて、すべれるようになった。夕飯もいっぱい食ってうまかった。スキーは上手になった。
いろいろあったけど、楽しいことがいっぱいあった。

『思考は現実化する』(ナポレオン・ヒル著)という本があります。下に紹介するのは、その中の言葉です。

願望の設定は、あらゆるものの達成の出発点である
「願望実現のための6カ条」
1 あなたが実現したいと思う願望を「はっきり」させること。
2 実現したいと望むものを得るために、あなたはその代わりに何を“差し出す”のかを決めること。
3 あなたが実現したいと思っている願望を取得する「最終期限」を決めること。
4 願望実現のための詳細な計画を立てること。そしてまだその準備ができていなくても、迷わずにすぐに行動に移ること。
5 上の4点を紙に詳しく書くこと。
6 紙に書いたこの宣言を、1日2回、起床直後と就寝直前に、なるべく大きな声で読むこと。このとき、あなたはもうすでにその願望を実現したものと考え、そう自分に信じ込ませることが大切である。