何が見える?

昨日は、お忙しい中、「学習参観・愛育会総会・学年懇談会」に多数ご出席いただきまして、ありがとうございました。6年生になった子供たちの学習はいかがだったでしょうか。
昨日は、子供たちが初めて学ぶことになる「歴史」の学習をみていただきました。「大昔の人のくらし」の学習です。

一枚の絵からどれだけのことが見えるか

これがこの時間の課題でした。実は、これこそが社会科で学ぶべきもっとも大切なことなのです。「見る目を育てる」教科だからです。社会科は暗記の教科ではありません(もちろん知識を獲得することも大切ではありますが)。
「見る目」とは何か。
例えば、プロの経営コンサルタントは、スーパー等の小売店の売り場を一通り見ただけで、その店の売上高をほぼ正確に当てることができます。
例えば、プロ野球の解説者は選手のプレーを一目見ただけで、そのプレーを分析し、我々素人にはとても分からないことを論理的に説明することができます。
これはなぜなのか。それは彼らが素人とはちがう「見る目」をもっているからです。目の前の事象を分析するための観点をもっているからです。
社会科の学習では、一つの事象を様々な観点から分析する力を付けることが大切なのです。
ところが、ここで一つの問題が生じます。歴史の学習では事象を直接見ることができないということです。「商店街の学習」「消防署の学習」、このような学習では、直接見学に行ったり、働いている人にインタビューしてくることができます。ところが、歴史の学習では、それができません。第二次世界大戦を見学してくることはできませんし、織田信長にインタビューすることもできません。
では、どうするのか。絵や写真、文章などの資料が学習対象になるのです。
昨日の授業の中で、私は二つの問いを出しました。

この絵の季節はいつですか。
この絵に方位を書き入れなさい。

「絵の季節がいつかを考える」「絵の方位を考える」
この問いを出すことで、子供たちは資料を見る観点を二つもったことになります。他の絵を見たときにも、「季節」や「方位」を考えることができるようになるからです。
歴史の学習はスタートしたばかり。5年生には見えないものが見える。6年生だからこそ見える。そのような見る目を育てていきたいなあと考えています。


学年懇談会では、およそ次のようなアウトラインでお話をさせていただきました。

・写真で見る6年生
・リーダーとしての経験
・新教育課程
・総合的な学習の時間
・持ち物(筆入れ、携帯電話)
・学年行事予定等(役員さんより)

前半は、最高学年として活躍する子供たちの写真をテレビで見ていただきました。また、4年生4月の顔写真、6年生4月の顔写真を2枚並べ、この2年間の一人一人の成長もご覧いただきました。来年の3月には、どんな顔に育っているのか。今から楽しみですね。