山へ(その3)

初角田山登山
しおり
ヌメヌメした坂道が終わると、次はいくつもの階段がありありました。昨日の雨のせいで道はビチャビチャです。まだかまだかと思っていると、後ろの人たちが見えなくなってしまいました。今は、角田山の登山中です。
しばらく登ると景色が見えるところに来ました。遠くにビッグスワンが見えます。もう少しで角田山の頂上に着きます。また少し登ると、みんなの声が聞こえました。頂上なのかなと思い、少し足を速めてみるとちょっとした広場になっていました。誰かが、
「ここは頂上じゃないって。あと5分くらいだよ。」
と言っているのが聞こえました。はぎの先生が来て、13班は行けといい、5分くらいすると頂上に着きました。
『角田山頂上』と書かれたところで写真を撮ります。そうすると、弁当タイムです。班ごとで弁当を食べました。つかれたときの弁当はおいしいです。
弁当を食べて、おやつも食べたら、もう下りる時間です。1班から順に下りていきます。しばらくは、木がしいてある道でした。この道は歩きやすいのですが、木がなくなると大変なのです。道が急なので、ロープが木に巻いてありました。このロープにつかまってもすべります。
しばらく歩くと、ウグイスのさえずりが聞こえました。ホーホケキョ。私はまねして、口笛でホーホケキョとやってみました。2秒くらいあとにウグイスの返事が来ました。ウグイスに通じたのかな。
ふもとでみんなが戻ってくるのを待ちます。下りるのも結構大変でした。角田登山で、転んだ人がけっこういたけれど、私は転びませんでした。ものすごーくつかれました。登りも下りも大変だったけど、とっても楽しかったです。

登山日記
美咲
山の中は、静寂に包まれ、寂しいほど静かでした。ウグイスの美しい歌声と、全校児童の「つかれたー」が聞こえてきます。道はごつごつした石が転がっていたり、泥水がたまっていたりしました。
一年生をひっぱり、休んでは歩き、休んでは歩きの繰り返しです。「エレベーターってないのかなー」なんてことも考え始めてきました。
「ほら、あそこに行くんだよ。」
と一年生をはげましたり、
「がんばりましょう。」
など、同じ班の人に声をかけられたりもしました。
やっと、八合目の休憩所まで来ました。水筒の中の麦茶を2はい3ばいと飲み続けます。あんまり景色がきれいなので、持ってきたカメラで写真を撮りました。目の前には、青々とした日本海や、緑一色の越後平野が広がります。
「班長さん、行こう。」
と4年生に言われ、そろそろ出発することにしました。ふと後ろを振り向くと、なんと10人いたはずのメンバーが4人しかいないではありませんか。そのときは、もうびっくりしました。
「先に行ってみようか。」
後からくるだろうと思い、先に進むことにしました。
15分くらい平らな道を歩いたら、ゴールが見えてきました。木々の葉が、太陽の光に反射して、薄い緑色になっていました。また、その葉のすき間から、青空がのぞいています。途中まではすごく登るのがつらくて、気付かなかったけれど、今ごろになると、こんなにきれいな風景を見ることができて、山登りが楽しく思えてきました。
お弁当もおいしく食べられました。下りは、登るときあんまり景色を見ていなかったので、思いっきり、森林浴を楽しみました。
最近は、山や森が消えてきているけれど、新潟にはまだこんなにすてきな自然があることが分かりました。

どの子供の文章にも、多くの描写文が使用され、臨場感あふれるものとなっていました。『森へ』の学習の成果です。