燃えた・ほえた・走った(その2)

1 読み手を引きつける題
2 続きが読みたくなる書き出し
3 臨場感あふれる描写
4 考えられた文章構成
5 一文は40字以内

運動会をテーマに作文を書かせる際、上の5つをチェックポイントとして示しました。いずれも学習済みの項目です。このように、既に習った事を自分が文章を書くときに適用する。それができてこそ、「書く力」が身に付いたと言えます。もちろん、急にできるようにはなりません。自分が文章を書くときに、チェックポイントに気をつけながら書く。そうしたことを繰り返していくうちに、できるようになるものです。書く機会を増やす。それがいちばんの上達法です。
それでは、3名の作文をお読みください。

最後の運動会
結花
「位置について。よ〜いドン!!」
このピストルの音で5年生の第1レースがスタートした。今はチャンスレースの真っ最中。そして、あっという間に6年生。
私はいつの間にかスタートしていた。まずは、はしごをくぐって・・・。
「痛!!」
はしごに背中をぶつけた・・・次は平均台をわたってっと。少し走ってカードをめくると、こう書いてある。
『ズボンをはいているクロアチア人』
私がそれを読み上げると、後ろから大声が聞こえてくる。振り向くと貴未ちゃんのお母さんだ。貴未ちゃんのお母さんは、私の手を引っ張って走った。私は何がなんだか分からず走っていた。チケットをもらおうと手を出して取ろうとしたが、なかなか取れなかった。もたもたしていると、貴未ちゃんのお母さんがパッと取って走っていった。私はただ走っているだけだった。ゴールが見えてきたと思っていたら、もうゴールして並んでいた。
思っていたより楽しかった。(後略)

ファイト一発ど根性
優馬
いよいよ最終種目の赤白対抗リレーだ。今のところ、赤組が得点で勝っている。
「位置について、よーい・・・バン」
4年生の女子が一斉に走り出した。。赤チームと青チーム、その後ろに白チームと黄色チームが競り合っている。
4年生の男子、5年生の女子が走り終わっても、あまり状況が変わらなかった。
だけど、5年生の男子で順位が変わった。1位赤チーム、2位青チーム、3位白チーム、4位黄色チームになった。
6年生女子になると、また赤チームと青チームが同じくらいになってきた。だけど、白チームと黄色チームは、少し白チームがリードしている。
次はぼくの番だ。ぼくには、目標があった。それは、練習のときには加治くんに抜かれたので、加治くんには抜かれないようにしたいということだ。
「ゴー。ハイ。」
渡辺さんからバトンをもらい、思いっきり走った。青チームの松浦君をふりきって、あとは加治くんに抜かれないように全力で走った。
ゴール直前に、加治くんがぼくの後ろにいたけれど、そのままゴールイン。本番でやっと1位になれた。(後略)

どたばた縦割りレース
康太
応援合戦の次は、もう縦割りレース・・・。勝つぞ!!と思い、応援合戦を必死でやった。
絶対勝ってやる。と列を並ばせているときも思った。
「1回戦を行います。位置について、よーい」
渋谷先生がそう言って、急いで位置に着いた。
「パン!!」
下学年が大玉をフラフープに通し、上学年が待つ。赤いコーンまで来た。急いで竹の棒の上に大玉を転がしていいると、落としてしまった。だけど、こんなトラブルなんて気にすんなと思って、また急いで転がして次の列に渡した。次の列もなかなか速かった。
(中略)
綱引きの力はあっちが強いけど、足の速さはどうやらこっちの方が速いらしい・・・。それから2回戦も赤が勝った。話によると30点ぐらい入るらしい。やったーと思った。
角田山の遠足のために、グループを作られたわけだけど、縦割りレースのときも、結構いいチームだと思った。
ぼくは、今回の運動会が最後だから、もう縦割りレースはできなくなるけど、中1になったら、愛育会の綱引きはやりたい。