『やまなし』(その4)

参観日に見ていただいた『やまなし』の授業が続いています。昨日は、その5時間目の授業を全校職員参観の中で行いました。
授業は、漢字スキル12のテストから始めました。懇談会でもお話ししたように、栄小では「基礎・基本の確実な定着」を目指して学習指導を進めています。漢字の学習は、国語の基礎中の基礎です。6年生の子供たちが漢字学習をする姿をそのまま見てもらおうと考えたわけです。今回の平均点は97.9点でした。平均100点が実現する日も、そう遠くはないでしょう。その暁には、真っ先にお知らせしようと思います。
さて、『やまなし』の学習です。

前の時間に、二枚の幻灯「五月」と「十二月」の対比をノートに書いてもらいました。今日は、それを発表してもらいます。

子供たちから発表された対比は、18に及びました。

【五月】 【十二月】
・夏
・かにの子供が小さい
・昼
・かわせみをこわがっている
・クラムボンが登場
・やまなしが出ていない
・かばの花
・日光の黄金
・青く暗く鋼のよう
・緊張感
・かわせみ
・なめらかな天井
・青白い水の底
・兄弟仲良し
・ぽつぽつ五、六つぶのあわ
・魚
・かわせみを知らない
・黄金のあみ
・冬
・かにの子供が大きい(成長した)
・夜
・あわをはきながら、ゆかいにしている
・クラムボンが出てこない
・やまなしが出てくる
・やまなし
・月光のにじ
・青白いほのお
・穏やかで平和
・やまなし
・青白い火
・冷たい水の底
・弟が反発
・わざと大きくはいたあわ
・魚が出てこない
・かわせみを知っている
・青白いほのお

子供たちは予想以上に、たくさんの「対比」を発表してくれました。本文の中から「対比」を探すという学習は、子供たちに再度本文を読み返すことを要求します。一つ一つの語句を注意深く読むことを要求します。だからこそ、子供たちに「読む力」が育っていきます。
発表がつきたところで、少しレベルを挙げた問いを出してみました。

この物語を読むとき、いちばん重要な対比は、この中のどれですか。

子供たちの意見は割れましたが、最も多くの子供たちが支持したのが「かわせみ」←→「やまなし」の対比でした。『やまなし』が物語の題であるという理由からです。しかし一方で、「かばの花」←→「やまなし」の対比を支持している子供もいます。
そこで、この二つに絞って問うことにしました。

「やまなし」と対比されているのは、「かわせみ」なのですか「かばの花」なのですか。

「かわせみ」であるという子供が8名、「かばの花」であるという子供が22名。討論したかったのですが、残念ながら時間切れ。次の時間への持ち越しとなりました。おもしろい討論となりそうです。