親子討論会

金曜日は、お忙しい中、学習参観・懇談会にご出席いただきましてありがとうございました。懇談会は少人数だったものの、私には見えなかった夏休み中の子供たちの様子などをお聞きすることができ、ありがたく思っております。
さて、参観授業では前日にお知らせしたとおり、「親子討論会」を行いました。

中学校の昼食は給食にするべきか、弁当にするべきか

上の論題を巡って討論したわけですが、直接お家のみなさんのご意見を伺うことができ、子供たちにとっても価値ある時間となりました。

【弁当派の意見】
「今まで、ずっと学校で給食を食べてきたから、中学校では弁当を食べたいです。」
「給食派の人は、給食の方が栄養バランスがいいと言っていましたが、弁当だって栄養バランスを考えて作ればいいと思います。」
「それに、給食がどんなに栄養バランスを考えられていると言っても、嫌いなものを残してしまったら、バランスはとれなくなってしまいます。弁当だったら、自分の好みを考えて作ることができます。」
「弁当の方が給食よりもいろいろなメニューを楽しむことができると思います。」
「お母さんのオジリナルメニューが食べられます。」

【給食派の親の意見】
「やっぱり、毎朝のことになるとつらい仕事です。」
「朝、お弁当を詰めるとなると、どうしても冷凍食品に頼ることになってしまいます。」
「特に寒い時期は、できたての温かいものを食べることができる給食の方に賛成です。」
「逆に暑い時期は、お弁当に詰めることができる食品が限られてきてしまいます。」
「私は、どちらでもいいのですが、弁当の場合は、子供が手伝うという条件付きです。」
「金銭的なことを考えると、どうしても一人分だけの弁当は食費がよけいにかかってしまいます。」
「弁当だと汁物を入れることができません。」

【給食派の子供の意見】
「確かに、弁当でも栄養を考えることはできるけれども、栄養士の先生は職業としてその仕事をやっているのだから、親がどんなにがんばっても、それを越えることはできないと思います。」
「もう給食には飽きたから、弁当がいいという人がいましたが、それは今だから言えることで、弁当だって3年間続けば飽きてくるから同じことではないですか。」
「毎朝、弁当を作るのはやはり、親にとっても大変なことだと思います。」(お家のみなさんから拍手!)

【弁当派の反論】
「毎朝のことで、大変かもしれないけれど、親なんだから弁当を作ってくれたっていいと思います。」
「食費がかかると言うけれども、前の日の残り物を詰めるなどの工夫をすれば、節約はできると思います。」
「ランチジャーなどを使えば、弁当でも温かいものを食べることはできます。」
「タッパやポットに入れれば、汁物だって入れられます。」

【フリー討論】
「弁当派のみなさんに聞きたいのですが、汁物はどうしても必要なのですか。」
「いや、給食派の人が「弁当だと汁物が入れられない」と言ったから、それに反論しただけで、いつも汁物が必要というわけではありません。」
「弁当派のみなさんに確認したいのですが、みなさんは、どんな前提で弁当の方がいいと言っているのですか。親が作るという前提ですか。それとも自分たちも手伝うという前提ですか。」
ここで、私が「弁当派」の子供たちに確認を取りました。
「今、お家の人から質問が出ました。君たちはどんな前提なのですか。一人一回手を挙げてください。」
次のような結果でした。
・自分で作るつもりである・・・少数挙手
・一緒に手伝うつもりである・・多数挙手
・親に任せるつもりである・・・挙手なし
この結果に、お家のみなさんからも「オォー」という声が挙がりました。中には疑いのまなざしで我が子を見つめる方もいらっしゃいましたが。
ちなみに、上の問いを「給食派」の子供たちにもしたところ、まるっきり逆の結果が出ました。ほとんどの子供が、「弁当になった場合は、親任せ」に挙手をしたのです。

前半は、やや遠慮がちな子供たちでしたが、中盤から終盤にかけてはなかなかにおもしろいやりとりを見ることができ、私は楽しませていただきました。また、その一方で「もっと子供たちの論理的思考力・表現力を鍛えなければ」とも思っています。