ありがとう

まったく知りませんでした。
調理実習の後、教室に呼ばれ、一緒に食べさせてもらえるんだな。その程度の認識でした。それが、あのような会になっていようとは。
教務室で仕事をしていると、次々と見知ったお母様方のお顔が窓から見えましたので、なんか変だなとは思ったのですが・・・。お忙しい中、教室までおいでいただき、本当に恐縮でした。

青山くんの司会で始まった会食会。加治くんが「はじめの言葉」で「先生を感動させるような会にしたいと思います」と述べてくれました。その言葉通り、感動しました。結花さん、美咲さん、茜さんが代表で手紙を読んでくれたときも、努めて笑顔を作ろうと心がけていましたが、子供たちの言葉に胸はいっぱいでした。

教務室に戻り、子供たちの手紙を読み始めましたが、途中でやめました。こみ上げてきそうだったからです(あっ、胃の中のケーキがではありませんよ。もっと美しいものがです)。帰宅してからゆっくりと読むことにしました。

帰宅後に読んだ子供たちの手紙。一生の宝です。私だけのものにしておくのは惜しい気がいたしますので、名前を伏せていくつかを勝手に紹介させてもらいます。( )内は渋谷のコメントです。

・ぼくたちは中学生になります。3年間、渋谷先生に教えてもらったことをフルに発揮して部活に勉強にと文武両道でがんばっていきたいと思います。
(すばらしい決意!涙が出ます)

・(私たちの)気持ちは伝わりましたか?あと、「38歳」の誕生日おめでとぉ!
(ありがとう。もう年は取りたくないけどね。)

・渋谷先生はぼくが見てきた先生の中でいちばん変な先生でした。たまにすごく怒るときがあるけれど、ほとんど毎日変なことをしています。
(変なことって、どんなことだ?)

・4年の時は、きびしそうでしたが、今ではとても慣れました。しかも明るかったけれど、老化につれて少しずつ暗くなってきたかもしれません。けれど、とっても楽しい先生でした。
(暗くなった?そうかなぁ・・・)

・渋谷先生は今、30代後半で、もうすぐ40歳だ。先生は「年取って、体力は落ちるけど、知能はどんどん増すぞ」と言っていたけれど、これはまちがっていると思う。4年生の時は、物忘れもなく、普通だったけど、5年の時には、何を言おうとしていたのかをよく忘れていた。その理由は、やはり知能と体力が低下しているということにある。
(オイオイ。そんな根拠までつけて論文調に言い切らなくとも・・・。因みに彼は解決策まで提示してくれています。次のように。)

・体力を低下させないためには、とにかく外で運動するしかない。先生もたまには外でサッカーくらいした方がいいと思う。知能を低下させないためには、高校、大学の勉強を復習した方がいい。たまに6年の問題もまちがえているから、よく勉強した方がいい。
(はい。)

・一つの問題に、自分たちで意見を言い合って正しい答えを出すのは楽しかったです。先生が担任になって国語が楽しくなりました。国語の討論は、栄の「自らを高めようとする子供」にぴったりです。
(おっ、ようやく正当な評価が出てきたな。)

・休み時間にサッカーをしたこともある。でも、強くシュートをけりすぎだ。すごく大人げないと思った。しかも、よくシュートを外していた。ダサイな〜と思った。
(これも正当な評価かぁ・・・)

・怒るときはこわかったけれど、ふだんはオヤジギャクをぶっぱなすおもしろい先生でした。
(あれは、緻密な計算のもとで口にしている高度なギャグなのだ。)

・私たちも中学生です。渋谷先生も私たち32人を応援していてください。よろしくお願いします。
(もちろん!君たちは一人残らず、大切な大切な教え子です。いつまでも心から応援しています。)

本当にうれしく読ませてもらいました。3年間の子供たちとの日々が、あの場面この場面が目の前によみがえってきました。感謝感謝です。
「渋谷先生に感謝する会」などと銘打ってもらいましたが、私こそ32名の素敵な子供たちと、温かく見守ってくださった保護者の皆様に心から感謝しています。ありがとうございました。