学級びらき

「3年生は、渋谷先生です。」
校長先生の担任発表を子供たちはどんな顔で聞いたのでしょうか。子供たちからいちばん遠い位置で聞いていた私には表情をうかがうことができませんでした。

始業式の後、学級の時間まで25分の休憩。快晴のグラウンドに数名の子供たちが出てきました。外で喫煙していた私に近づいてきて、話しかけてきます。5分ほど会話を交わしました。もちろん、初めて話をする子供たちではないのですが、何か新鮮です。

教室に入りました。今まで40名の6年生を担任していたせいでしょう、23名の3年生教室は実にすっきりと感じます。
『さあはじめよう』でスタートした学級の時間。ギター伴奏で歌うのは初めての成果、視線がギターに集中し、歌うどころではなかったようです。
子供たちが着席したところで、おもむろに言います。

連絡帳を出しなさい。

もう月曜日の連絡を書くと思ったのでしょうか。子供たちは連絡帳を開いたままキョトンとしています。

渋谷先生はやさしい先生だと思う人は連絡帳に○、こわい先生だともう人は×を書く。

どんな結果だったと思いますか。
○が13名、×が10名です。(良かった、○の方が多くて・・・)
調子に乗って、続いて尋ねます。

渋谷先生で良かったと思った人は○、え〜っと思った人は×。

まぁ、こんな聞き方をされたらなかなか×とは書けませんよね。結果は○が22名、×が1名。×をつけた1名の子供も○になってくれるようにがんばりたいと思います。

渋谷先生がやさしい先生だと思った人も、こわい先生だと思った人も、両方正解です。先生は、いつもは優しいつもりですけれども、次の三つの時には鬼のように叱ります。
一つ目は、命に関わるような危険なことをしたときです。自分や友達の命を危険にさらすようなことをしたときには本気で叱ります。
二つ目は、友達に嫌な思いをさせておいて、自分だけがいい気になっているときです。
三つ目は、同じことを三度注意されて、それでもまだ直そうとしないときです。
この三つの時以外は、優しいつもりですので、安心してください。

この後、配布物を配ったり、入学式用に椅子を並べたり、簡単な連絡をしたりしてさようならです。
帰りの会で歌った『グッデーグッバイ』では『さあはじめよう』よりずっと元気な歌声を聞かせてくれました。

かわいらしい23名の子供たちと一緒に過ごしていくこれからの日々が本当に楽しみです。

この通信の名前を『CHANCE』としました。すべての機会を成長のチャンスととらえ、前向きの姿勢で学校生活を過ごしてほしい、そして大きくのびのびと成長してほしいという私の願いからです。
チャンスについては、次の名言があります。

■ヨーロッパの全航程にわたる完全無欠の好天候の確報など待っていられるものか。今こそチャンスだ。よし、明け方に飛び出そう!(チャールズ・リンドバーグ)
■私は災難の起こるたびに、これをよいチャンスに変えようと努力し続けてきた。(ロックフェラー)
■もし好機が到来しなかったならば、自ら好機を創り出せ。(スマイルズ)

こんな名言を頭に置きながら、子供と共に成長していきたいものだと思っています。