読書の春?

先週、金曜日から図書の貸し出しが始まりました。金曜の昼の放送で、その旨が連絡されると、子供たちから歓声があがりました。図書館の開館、そして図書の貸し出しを待ち望んでいたようです。放課後、早速図書館に向かう子供が大勢いました。

昨日2限、今年度初めての図書館割り当ての時間でした。
「2時間目は図書館です。」
私が告げると、子供たちは大喜び。本当に図書館が好きなようです。喜び勇んで、図書館に向かいました。
年度の最初ですので、まずは司書の樋口先生から、図書館の使い方や本の扱い方についてお話を聞きました。本の分類についてのVTRも見たのですが、こちらの方はちょっと3年生には難しかったようです。ただ、本がどのように分類され、どのように並べられているのかを知ることは大切なことです。欲しい情報を検索するときに、大きな武器となるからです。これから少しずつ学習していってほしいと思います。
この時間の後半は、それぞれ思い思いの本を手に取り、図書カードに記入していました。子供たちがどんな本を借りてきたのか、ご覧になりましたか。

読書の効用は誰もが口にします。言い尽くされています。改めて言うまでもないことです。しかし、あえて次の文章から読書の効用を引用します。数年前に読んで非常に印象に残っている文章です。

子どもは自分の頭で考えることができない。できないのは、考えるための情報が不足しているからである。情報が不足しているようでは考えようにも考えられないのである。情報を得る方法はいくつかある。いくつかある内でも、読書は、情報を得るためには最適な方法である。
子どもは、ほっておくと、学年が進むにつれて読書をしなくなる。自分の頭で考えなければならない問題が多くなるにつれて読書をしなくなる。これでは、問題を解決するどころか、何が問題なのかわからなくなる。
子どもに十分な情報を保障するには、読書を多量にさせることである。

読書は子供の思考力を鍛えるのです。
しかし、子供たち自身は上のようなことを考える必要はないとも思います。子供たちは「自分の思考力を鍛えよう」などという目的で本を読む必要はないのです。
人が読みたいと思う本は次の二つの条件のいずれかを満たしているはずです。

@ おもしろい
A 役に立つ

上記の条件を双方とも満たしていれば理想的です。「おもしろくてしかも役に立つ」そんな本に出会えれば最高ですね。
しかし、私はいずれか一方を満たしていれば十分だと思っています。特に小学校3年生が読む本は、@さえ満たしていれば、それで十分だとも思っています。「役に立てるために読む」などということはもっと先になってからで十分です。
ところが、大人は条件Aに目がいきがちなのです。
「また、そんな本を読んで・・・。もっとためになる本を読みなさい。」
こんな言葉は、せっかくの読書意欲を失わせてしまいます。子供たちがおもしろいと思っていれば、それで十分です。ポイントは「子供たちが」という点です。読む本人が「おもしろい」と思っていればそれでいいのです。端の人間がああだこうだ言う必要は全くありません。子供たちが読む本は、そのすべてを認めるべきなのです。(それがたとえ漫画本であってもです。)

常に手元に本がある。そんな子供たちになって欲しいなと願っています。