夏休み

寒さに震えているよりも、うだるような暑さの中で体を動かし、汗をダラダラと流している方が好きです。(もちろん、エアコンをガンガンかけた部屋の中にいるのはもっと好きです・・・)

夏休み。いくつになっても胸躍る言葉。いくつになっても魅力的な響き。まして子供たちはきっと、来るべき黄金の日々に胸弾ませていることでしょう。ただ・・・。

もう10年近く前になるでしょうか。冷房もない教員住宅の部屋でグッタリしているところへ1本の電話が入りました。すぐ学校に来いとのこと。臨時召集です。教員住宅は学校の目の前、徒歩30秒ほどの所でしたから、とんでいきました。
全職員が集まったところで、校長から聞きたくない話が告げられました。
「大変残念なことですが、今日、1年生の○○君が川で溺死しました。」
1年生の担任だった女の先生はもう目を真っ赤にはらしています。
6年生のお兄ちゃんと夢中になって一緒に川遊びしていて、深みにはまってしまったのです。お兄ちゃんが助けを求め、引き上げられたときにはもう手遅れでした。
夏休みが始まってすぐのことです。きっともっともっと遊びたかったに違いありません。胸弾む計画もいっぱいあったことでしょう。しかし、そのすべては叶わぬものとなってしまったのです。
一緒に遊んでいたお兄ちゃん、そして親御さんの悲しみはいかばかりでしょうか。はかりしれません。

二度とこんな思いはしたくない。私はそう思いました。
下に「始業式の持ち物」を書きました。全部忘れてもかまいません。命だけは忘れずに!いちばん大切な夏休みの宿題です。