読書習慣

お尋ねします。
今、お子さんがどんな本を読んでいるか知っていますか。三年生になって何冊くらい図書館の本を借りているか知っていますか。
三年生になって8ヶ月目。この期間だけを見ても子供たちの読書量には驚くほどの差が付いています。このままのペースで差が開いていったら、卒業時には・・・。
次の文章があります。

子どもは自分の頭で考えることができない。できないのは、考えるための情報が不足しているからである。情報が不足しているようでは考えようにも考えられないのである。情報を得る方法はいくつかある。いくつかある内でも、読書は、情報を得るためには最適な方法である。
子どもは、ほっておくと、学年が進むにつれて読書をしなくなる。自分の頭で考えなければならない問題が多くなるにつれて読書をしなくなる。これでは、問題を解決するどころか、何が問題なのかわからなくなる。
子どもに十分な情報を保障するには、読書を多量にさせることである。
「読書はとっても大切なんだよ。みんなで読書をしましょう」などと子どもに言うだけでは、子どもは多量に読書をするようにはならない。

佐渡の沢根小学校長、大森修先生の著書からの引用です。

「読書週間に読書習慣を」
よく言われる言葉ですが、読書はやっぱり習慣です。本を読む癖を付けることです。習慣が身に付いていないと本からはどんどん遠ざかっていくことになります。
読書に限らず、習慣は早い方が身に付きやすいものです。(大人になってからはなかなか習慣って身に付きませんよね)
では、どうやって読書の癖を付けるかです。
口で言っただけでは子供たちは本を読むようにはならないのです。

人が本を読むのはなぜでしょうか。おそらくその理由は次の二つに集約されるはずです。

1 楽しいから
2 役に立つから

1の理由で読む本のうち、最も典型的なものは物語や小説でしょうし、2で最も典型的なのは参考書の類でしょう。
ただ、三年生の子供たちが本を読む理由はほとんどが1でしょう。だったら、子供たちに次の体験をさせればいいわけです。

「ああ楽しかった」

そうすれば子供たちは本を読むようになります。
なかなか自分で本を読まない子供に、本の楽しさを味わわせるための最も手軽な方法は「読み聞かせ」でしょう。ちょうど一人で自転車に乗れない子供を後ろから押してやるのに似ています。
次のステップを踏むことが効果的です。

@ すべてを読み聞かせる。
A 途中までを読み聞かせ、続きは子供に読ませる。
B 同じ時間に同じ場所で、親子それぞれが読書をする。

習慣は急には身に付きません。焦らずに続けることがポイントです。
一つ補足しておくと、Aでは「物語のクライマックス前」で読み聞かせをやめることです。子供たちが「次はどうなるの?」と気になって仕方がないところでやめるのです。すると子供たちは続きを自分で読み始めます。

校内読書旬間。読書習慣へのきっかけにしたいものですね。