NO.11

国語、最初の物語教材『ガオーッ』の学習を終えました。斉藤洋さんの書いた、動物園を舞台にしたライオンとクロヒョウの物語です。みなさんも是非ご一読ください。

この物語、およそ次のような流れで学習を進めてきました。およそ7時間の学習です。

1 視点人物は誰ですか。

これは、3年生の時から物語を学習するときにまず考えさせていたことです。「視点人物」というと難しそうですが、どの登場人物の心の中が描かれているかということです。これは、ちょっと気をつけて読めばわかります。ライオンです。クロヒョウの心の中はほとんど描かれていません。描かれているのは次の一文だけです。
『おこっているような言い方でしたが、本当は、照れくさかったのです。』

2 題『ガオーッ』は誰の声ですか。

これは二つに分かれました。ライオンと考える子供とクロヒョウと考える子供とにです。クロヒョウ派が15名、ライオン派が7名でした。それぞれの理由は次の通りです。
【クロヒョウ派】
・この物語の中でほえているのはクロヒョウ。ライオンは一度もほえていないから。
・ライオンは「ファホーッ」としか言えないから。
【ライオン派】
・ライオンは前の日にたくさんほえているから。
・ライオンだって、最後にうがいをしている。ほえたいというライオンの願いが題になっているのだ。
話し合い後の人数分布はクロヒョウ派21名、ライオン派1名となりました。

3 ライオンとクロヒョウで対比されていることをまとめよう。

こんなふうにまとめるとライオンとクロヒョウの違いが浮き彫りになります。さらに、この課題では次の問いも出しました。

この中でいちばん大切な対比はどれですか。

ほぼ全員が「ファホーッ」←→「ガオーッ」を選びました。

4 クライマックスはどこですか。

クライマックスとは、物語のいちばんの最高潮のこと。多くの場合、ここで登場人物の心が変化します。
これはおもしろい討論となりました。ここではくわしく書きませんが、最終的には15ページの「ガオーッ。」この一行がクライマックスであるということにまとまりました。詳細はお子さんのノートをご覧ください。

5 明日もクロヒョウはほえるでしょうか。

この問いに正解はありません。自分なりの根拠があれば、どちらも正解です。
最初、子供たちは21名が「ほえない」と考えていました。18ページの「今日だけだぜ。」というクロヒョウの言葉が根拠です。そんな中、ただ一人「ほえる」と答えたのがAくんです。彼は「18ページに『本当は照れくさかったのです』と書いてあるのが怪しい」と発言しました。
この発言が他の子供たちに影響を与え、かなりの子供たちが考えを変えました。

そして、最後の課題が次です。

次の日もクロヒョウがほえるかどうかについては考えが分かれましたね。その考えを生かして『続ガオーッ』を書きましょう。

教科書教材の続編を書かせたわけです。すてきな物語がたくさんできあがりました。近々いくつかを紹介します。

明日は、学習参観・愛育会総会・学年懇談会・部活保護者会が予定されています。参観授業は社会科「ごみの学習」を行う予定です。お忙しいところとは思いますが、是非おいでください。