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『カブトガニを守る』では、「要約」という学習をします。
「要約」ってなんだか知っていますか?

このように言うと、早速ほとんどの子供たちが辞書に手を伸ばしました。「分からない言葉に出会ったら辞書を引く」という習慣ができつつあります。

いちばん早く引くことができたAくんが発言します。
「『大切な点を短くまとめること』です。」
広辞苑によると、
「文章などの要点をとりまとめて、短く表現すること。また、そのとりまとめた言葉や文。」
とあります。

私たちは、多くの話を読んだり聴いたりしますが、そのすべてを丸暗記しておくことはできません。しかし「要約する力」さえもっていれば、要点だけを頭に入れておくことができます。
これからの高度情報化社会に生きる子供たちには是非とも必要な能力です。

「『カブトガニを守る』を要約しなさい。」
いきなり子供たちにこのように言っても無理です。子供たちは要約する方法を持ち合わせていないからです。
そこで、まずは誰もが知っている昔話『桃太郎』で練習をしてみることにしました。

『桃太郎』のお話は知っていますね。これからみんなで、『桃太郎』のお話を要約してみます。『桃太郎』を語るときに抜かしてはならないキーワードが実は五つあります。ノートに書いてごらんなさい。

桃太郎、鬼退治、きびだんご、動物、さる、きじ、犬、鬼、鬼ヶ島・・・
子供たちからはこれからの言葉が発表されましたが、検討の結果、最終的に次の五つが残りました。
・桃太郎
・鬼退治
・さる
・キジ
・犬

五つのキーワードの中で、最も大切なキーワードはどれですか。

当然のことながら、全員一致で「桃太郎」が選ばれます。

では、五つのキーワードをすべて入れ、いちばん大切なキーワード「桃太郎」が最後にくるようにして20字以内の要約文を書きます。
〜〜〜〜〜〜〜〜桃太郎。というようにです。

ノートを見て回り、数名を指名して黒板に書いてもらいました。
若干の違いはありましたが、黒板には、ほとんど同じと言っていい要約文が書かれました。

さる、キジ、犬と鬼退治をした桃太郎

キーワードさえ決まってしまえば、指定された文字数の要約文はほとんど同じになるものなのです。
さあ、次の時間はいよいよ『カブトガニを守る』を要約です。できるかな?