NO.29

筆者が、「カブトガニは〜めずらしい動物です」と言っているのはなぜか。

子供たちの考えは次の四つでした。

A 北アメリカの東海岸とアジアの一部にしか住んでいないから。
B 少なくなってきたから。
C 二億年もの昔から形を変えることもなく生き続けてきたから。
D いかめしいかぶとのような頭をしているから。

このうち、BとDは話し合いの結果、支持する子供が誰もいなくなりました。残りはAとCです。これはなかなか決着が付きませんでした。話し合いは打ち切り、自分の考えをノートに書かせることにしました。
さて、子供たちはどのような文章を書いたのか。子供たちが書いた文章をお読みください。



私はAはちがうと思う。
なぜなら、一部にしか住んでいなくてもたくさんいればめずらしくはないからだ。
たとえばパンダは中国のおくちやネパールの高地の一部にしか住んでいないけど、たくさんいるのでめずらしくはないのと同じだ。
わたしはCだと思う。
なぜなら、化石とは「大昔の動物や植物が地中にうずもれてその形などが岩や土の中にのこったもの」であって、それが二億年もの昔から生き続けたというのはそれだけでめずらしいことだと思うからだ。


正しい理由はCである。
Aはまちがっている。
なぜか。
他にもそういう動物はいる。たとえば、トキなんか中国と日本にしか住んでいない。トキの方が住んでいるのが少ないからトキの方が珍しい。
Cは正しい。
なぜなら、他の動物は進化して進化してこういう形になったけれど、カブトガニは二億年も昔から形を変えないで生きている。これはすごいからCだ。


正しい理由はCである。
Aはまちがっている。
なぜか。
動物は、その場所にあったところにしか住めないから、北アメリカの東海岸とアジアの一部に残ったんだと思う。
筆者はCをもとにして、問いかけの文にしている。「カブトガニを守る」では、ほとんどが問いかけの文の答えになっている。
だから、Cが正しい。

さらに、次の問題についても各自の意見をノートに書いてもらいました。

「カブトガニを守ることは、自然を守り、わたしたちのくらしを守ることにつながるのです。」
この筆者の意見に賛成か、反対か。そしてその理由は何か。


「カブトガニを守ることは、自然を守り、わたしたちのくらしを守ることにつながるのです。」
筆者は右のように言う。
ぼくはこの意見に反対だ。
なぜ、カブトガニを守れば、自然やわたしたちのくらしを守ってくれるのか。わからない。


「カブトガニを守ることは、自然を守り、わたしたちのくらしを守ることにつながるのです。」
筆者は右のように言う。
ぼくはこの意見に賛成だ。
なぜか。
カブトガニを守れば海がよごれないように気をつける人やうめたてをやめる人が出てくるからだ。
そしてあと一つ、くらしが守られるのは、カブトガニを守れば、町や村がよごれなくてすむからだ。
これらの理由で賛成だ。


「カブトガニを守ることは、自然を守り、わたしたちのくらしを守ることにつながるのです。」
筆者は右のように言う。
私はこの意見に賛成だ。
なぜか。
カブトガニを守ることで海がよごれず、海岸がうめ立てられなくてすむからだ。
カブトガニを守るそのやさしい心がまだのこっていると、自然やくらしを守ることにつながる。