NO.41

NO.39のアンケート結果に関するご感想第二弾です。

子供の小遣いについて
お小遣いの額については、その家庭の経済基盤、環境、両親の考え方などにより随分差があると思います。一概にいくらという線はなかなか引けないと思いますが、我が家では週一〜二回、一回百円と決めていますので、平均百六十円というのは少し多いのでは?という気がしました。また、買い食いをする子供も多いのにも驚きました。
もっと他の物に使うことができるのではと思いましたが、今の子供は貯金などしないのでしょうか。
おごり合いや、お金の貸し借りは、子供にとって見れば悪いと分かっていても、そのときの雰囲気や友達間の馴れ合いで、まあいいやぐらいの気持ちで行っているのかもしれません。
子供には、お金に対する価値観、大切さなどを教えるためにも家族で話し合うよい機会なのではと思っています。

前号、本号とお二方からの貴重なご意見を紹介させていただきました。
いつも勝手気儘に書き連ねているCHANGEですが、今回のように皆様方からの声もどんどんお寄せいただきたいと思います。形式は問いません。メモ書きでも結構です。ご遠慮なく忌憚のないご意見、ご感想をお寄せいただければと思っております。大袈裟な物言いになってしまいますが、CHANGEは一方通行ではない双方向のメディアでありたいと思っているのです。夏休み明けにでも「親から見た子供たちの夏休み」をお聞かせいただければ幸いです。よろしくお願いいたします。

さて、明後日からは夏休みです。NO.38で北海道教育大学教授、野口芳宏氏の文章を紹介いたしましたが、引き続き、同氏の文章を引用いたします。「夏休みもどこにも連れて行けないが」というある親からの質問への解答です。

子供の欲することをそのままかなえてやることが、いかにもよい親であると考えることは、一つの「思い込み」です。
そもそもこの世の中は、自分の思うとおりにいかないことの方が、はるかに多いのです。なんでもかんでも自分の思うとおりにならないと、挫折してしまう現代の子どものもろさを考えるとき、質問にあるような状況に子どもを立たせることは、むしろ、子どもの成長にとって絶好のチャンスであり、幸せでさえあるかもしれません。
両親の忙しさや、休みの取れない立場を、よく子どもに話してやってください。ただし、大切なポイントがあります。それを落としてはいけません。
それは、「じっくり話し合う」ということです。子どもの訴えや要求を、あしらったり、無視したり、しかりつけたりするのでは、悪い結果を生み出します。静かに、誠実に親の立場を理解させることが何よりも大切です。
子どもに頼んだり、わびたりしてはいけません。子どもの機嫌取りではなく、家族の一員として、家族の問題として、そういう親の立場を理解させる必要があります。
そのような真剣な話し合いのチャンスがない昨今の状況の中で、こういう問題に直面し合えたことは、むしろ幸せです。
(中略)
子どもはとかく「こうして欲しい」という依頼者であり、それをかなえてやるのがおとなという図式が一般的です。これを逆転させてみることにも、大きな教育効果があります。
行き先を決めさせ、日程を考えさせ、持ち物をいろいろと用意させ、むしろ親を案内する役割をもたせるようにします。そうすることによって、子どもの立場はぐんと主体的になります。責任感を持つようになります。
むろん必要な援助は親が行いますが、おあくまでもそのプランの成否の責任は、子どもに持たせるようにします。一つのことを成し遂げた後の成就感や反省が、子どもをひとまわり大きく育てることは確かです。
(後略)

休み中、それぞれのご家庭でいろいろな計画がおありでしょう。その計画に、是非子供たちも参画させてください。単なるお客様ではなく、計画の主体者とさせてみてください。4年生の子供たちです。失敗するかもしれません。むしろ失敗の可能性の方が高いと思われます。しかし、子供たちは、その失敗の中から何事かを学ぶはずです。成長の糧となるはずです。
そしてできれば、その過程を自学帳に文章化させてみることをお奨めします。文章化することによって子供は自分の思考や行動を客観的に振り返ることができるからです。客観的な振り返りこそが次へのステップアップへとつながるからです。
是非とも「消費的連帯」から「生産的連帯」へ。