NO.62


目の不自由な人が困ることってなんだろう?

前の時間は、上の問題について考えてみました。ただし、あくまでも子供たちの頭の中で考えた予想にすぎません。
そこで・・・。

昨日、初めてのアイマスク体験を行いました。全校の先生方にもおいでいただき、公開授業としての実施です。

今日は、まず折り紙をやってもらいます(ここで折り方を示しました)。先生がストップウォッチで時間を計りますから、できるだけ早く、できるだけ美しく折ってください。用意始め!

折り紙とも言えないぐらいごくごく簡単なものですので、あっという間にできあがります。全員が20秒以内でした。

今度は、同じ折り紙をアイマスクを着けてやってもらいます(エ〜という子供たち)。では、用意始め!

やり終わっての子供たちの感想です。
・アイマスクを着けてやると、遅くて汚い。
・タイムはそれほど変わらないけれど、汚い。
・きれいだけれど、遅い。

ここまでは準備運動です。

では、アイマスクを着けて歩いてみましょう。○○先生と握手をして自分の場所に戻ってきます。

教室の後ろには、参観されている先生方が大勢いらっしゃいます。その先生方と握手をして戻ってくるわけです。一度に全員が動くと混乱しますので、隣の席の子供同士でペアを組み、半数ずつ行いました。

やってみての感想をカードに書きなさい。

・教室が広く感じた。
・怖かった。
・○○先生や自分がどこにいるのか分からない。
・人や物にぶつかった。
・道が分からなくなる。
・自分の席が分からなくなって戻ってこられない。

こんな感想が発表されました。

では、「安全に」「早く」「正しく」握手をして戻ってくるにはどうすればよいと思いますか。どんな方法でもいいからカードに書いてごらん。

子供たちが考えた方法は大きく分けて次の5つです。
A ペアの人が手をたたいたり声を出したりして合図をする。
B 杖をもつ。
C 手で物を触りながら行く。
D 寝そべりながら行く。
E 盲導犬と一緒に行く。

自分の考えた方法で、もう一度やってみましょう。(白杖と言われる杖もボランティアセンターから借りてありました。ただ、教室に盲導犬はいませんから、Eの方法は今は使えません。)

やっぱり、大変そうだったことは確かですが、さっきよりは幾分やりやすいようです。
先のA〜Eのどれが役に立ったかを確認したところ、
A・・・大勢
B・・・8名
C・・・5名
という結果でした。

Aの方法が役立ったという人が大勢いましたね。こんなふうに目の不自由な人のお手伝いをすることをガイドヘルプと言います。そして、お手伝いする人のことをガイドヘルパーと言います。実は、ガイドヘルプには正しいやり方があるのです。ホールに置いてある本にも書いてありますから、調べてみましょう。

こう言って、この時間の学習を終えました。次の時間(つまり今日ですね)、ボランティアセンターから講師の方をお招きして、ガイドヘルプの方法などを教えていただきながらアイマスク歩行を行う予定です。