NO.76

『方言と共通語』の学習をしました。
ここは新潟弁の宝庫と言ってもいい土地柄でしょう。ところが子供たちは意外に新潟弁を知らないのです。もちろん、新潟弁だと知らずに使っている場合も多いのでしょうが・・・。
さて、新潟の方言を調べる活動を行った後、「方言」をテーマに原稿用紙1枚の文章を書いてもらいました。ただ、今回は文章構成に次の条件を付けました。

@ 「はじめ(2行)・なか1(7行)・なか2(7行)・まとめ(2行)・むすび(2行)」の5段落程度で書くこと。
A 「はじめ」の中には「問いかけの文」を入れること。
B 「まとめ」か「むすび」には「問いかけの文」に対応した「答えの文」を入れること。
C 「なか」には答えに結びつくような事例を入れること。

そしてできたのが、次の文章です。もちろん拙い部分も見受けられますが、なかなかにおもしろく書けています。自分も楽しみながらおもしろく書くというのは文章を書く際の一つのポイントですね。


あなたは「びちゃる」という方言を知っていますか。
新潟県新潟市では、毎日のように方言が使われています。その方言のほとんどが、他の地方の人が聞いてもわからないような方言ばかりです。
そのうちの一つ「びちゃる」とは、日ごろどのように使われているのでしょうか。ちょっとのぞいてみましょう。
「今日は何のごみをびちゃればいいの。」
「今日はカンをびちゃればいいんじゃないの。」
というふうに、「びちゃる」という言葉はごみをすてるという意味なのです。
びちゃるは、べちゃるとも言います。もしかしたら、お家の人も知っているかもしれません。
あなたは、「びちゃる」という言葉の意味を考えると方言の楽しみがわかるでしょう。
みなさんも一度、方言で遊んでみてください。


あなたは方言を知っていますか。これから、大阪の方言と新潟の方言をくらべてみましょう。
たとえば、共通語で「捨てる」と言うとき、大阪の方言では「ほかす」と言い、同じく新潟の方言だと「べちゃる(びちゃる)」と言います。ほかにも、大阪では「アホ」と言いますが、新潟では「あっぽんたん」と言います。もう一つ、新潟では「ぼっこわす」ですが、大阪では「ぶっこわす」と言います。
というように、他の地方の人がおたがいの地方の方言で話をしたとき、言いたいことが正確に伝わらないことがあります。そんなときに役に立つのが共通語です。
しかし、北海道で使う「しばれる」とは、「寒い」では言い表せない、きびしい寒さをいうときがあるので、使いづらいときもあります。
他の地方の人と話すときは、共通語で話すのがふつうです。
共通語もいいですが、やはり、たくさんの方言を覚えていた方がよいでしょう。


みなさんは、方言を知っていますか。これから新潟の方言をいくつかしょう介します。
まず、兄弟関係からしょう介していきます。長男は「あんにゃ」というよばれ方になっています。次男は「おじ」、そして最後に三男が「かすおじ」です。姉妹になると次のようになります。まず、長女は「あね」、次女は「おば」。このようにみなさんのまわりには方言がたくさんあるのです。
長男がもし亡くなって、もしかすると次男が長男になることを「もしかあんにゃ」と言います。
兄弟だけでなく、ほかに、共通語ではバカやアホを「アンポンタン」と言います。また、すてるを「びちゃる」などと言います。こんなに方言はたくさんあるのです。
みなさんは、こんなに方言があることを知ってびっくりしませんでしたか。
でも、新潟ならあたりまえのことなのです。みなさんのまわりには、方言がたくさんあったでしょう。


みなさんは、自分で話している言葉が共通語だと思っていませんか。
例えば、夏に遊びおわって帰ってきたとき、「あっちぇー」と言ったことはありませんか。この言葉は新潟の方言なのです。共通語で言いかえれば「あつい」なのです。私は本当に暑いとき、「あっちぇー」とか「あっつー」というふうに使います。だけど、共通語を使うことの方が多いです。
あと、私の場合はこういうこともあります。例えば「ほーせ」「よーえ」は新潟の方言です。でも、私は「ー(のばす音)」をいちばん最後につけて言っています。つまり、「ほーせ」は「ほせー」、「よーえ」は「よえー」ということです。私は「ほせー」や「よえー」の方が多く聞きます。
だから、私はあまり新潟の方言を知りません。でも、知らないうちに方言を使っていました。自分の話している言葉が方言だったということもあります。