NO.81

『ごんぎつね』(新見南吉)という物語をご存知でしょうか。
通常、教科書が改訂されるごとに、採用される物語も変わってくるのですが、この『ごんぎつね』だけは消えることなく残っています。しかも、すべての教科書会社が採用しています。教科書にある物語の中で最も古い、いわば古典的な名作です。きっと、みなさんも学習した記憶があるのではないでしょうか。
その『ごんぎつね』の学習を始めています。できましたら、みなさんも再読してみて下さい。

最初の時間は、黙読と音読。教科書22ページにも及ぶ長い物語ですので、読むだけでもかなりの時間が必要です。音読は「読み」の学習の基本です。正しく早くスラスラと読めるようになって欲しいですね。
さて、授業の最後に次のように指示しました。

ノート3行以内で感想を書きなさい。

その後、全員が発表して授業終了です。

授業後にノートを集め、子供たちが書いた感想を分類整理してみました。おおよそ次の4パターンがありました。

A ごんぎつねは、ちょっといたずらぎつね。悪いことをしたら、まつたけやくりをもっていってあげる。やさしいなぁ。
Bごんはいたずらばかりするけれど、兵十にくりやまつたけをもっていってあげたからいいきつねだと思った。
Cごんは、いたずらばかりしていたけど、いいことをいっぱいしたのにうたれた。だからかわいそうだと思った。
Dごんは、うなぎのつぐないに、くりなどをたくさん持っていった。けれど、兵十には気持ちが伝わらず死んでしまった。かわいそうだ。

A,Bは「やさしいきつね」「いいきつね」という肯定的な点では共通していますし、C,Dは「かわいそう」という点で共通しています。したがって、子供たちの感想は粗く次の二つに集約されそうです。

・ごんはやさしくていいきつねだな。
・ごんはかわいそうだな。

4年生の子供が『ごんぎつね』を読むと必ずと言っていいくらい、このような感想をもつようです。より高度な鑑賞ができるよう、今後の授業を進めていくつもりです。

今日は国語が2時間。この2時間は私はほとんど言葉を発することなく、子供たち一人一人が自分で学習を進めました。やったことは二つです。
・難語句の意味調べ
・設定まとめ
(物語の学習でいつものやっている学習です。六つの場面ごとに時・所・人物・出来事という四つの観点で表にまとめていきます。)

明日の5校時、ごんぎつね4時間目の授業を行います。学習参観日ですので、ぜひ大勢の方においでいただきたいと思っています。懇談会も予定されていますので、お忙しいとは思いますが、よろしくお願いいたします。(校内書き初め展も実施中です。あわせてご覧ください。)