NO.86

ごんぎつね(その5)

1場面では「いたずら」をしていますね。それに対して3〜6場面では一言でいうと何をしているのですか。そう「つぐない」ですね。次の時間はごんの「つぐない」について考えてみましょう。

前の時間は、上のように言って授業を終えていました。この時間は予告通り、ごんのした「つぐない」について考えていきます。
問います。

ごんのした「つぐない」は全部でいくつ書かれていますか。すべて数えてノートに箇条書きにしなさい。

5分ほど時間を与えました。子供たちから発表されたのは次の四つです。
・兵十のうちのうら口から、うちの中へいわしを投げこんで〜
・そっと物置の方へ回って、その入り口にくりを置いて帰りました。
・その次の日には、くりばかりでなく、松たけも二、三本、持っていきました。
・うちの中を見ると、土間にくりが固めて置いてあるのが、目につきました。

この四つでいいですか。(うなずく子供たち)
残念ながら、違います。正解者は0です。

子供たちは慌ててもう一度教科書を読み始めました。そして見つけてきます。次の一文です。
『次の日も、その次の日も、ごんは、くりを拾っては兵十のうちへ持ってきてやりました。』
したがって、ごんのした「つぐない」は六つ書かれているのです。

1 兵十のうちのうら口から、うちの中へいわしを投げこんで〜
2 そっと物置の方へ回って、その入り口にくりを置いて帰りました。
3 次の日も
4 その次の日も
5 その次の日には、くりばかりでなく、松たけも二、三本、持っていきました。
6 うちの中を見ると、土間にくりが固めて置いてあるのが、目につきました。
(1〜5の主語は「ごん」、6だけが「兵十」ですが、このことについては、実は既に学習済みです。1場面〜5場面の視点人物は「ごん」であり、6場面だけは「兵十」なのです。)

六つのつぐないのうち、ごんの兵十への思いが最も強く表れているのはどれですか。一つだけ選んでノートに数字を書く。

子供たちの答えは次の通りです。
1・・・7名
2・・・1名
3・・・0名
4・・・4名
5・・・7名
6・・・1名

私が予想したのとはずいぶんちがう分布となりました。
残念ながら、既に話し合うだけの時間は残されていません。月曜日までに自分の考えをまとめてくるように指示して授業を終えました。
さあ、どんな考えが発表されるのでしょうか。今から楽しみです。