卯月とApril

多くの人は、実用英語とは英語を「話す」ことだと考えている。英語の能力があることを示すのに「英語を流暢に話せる」と表現することが、その証拠だ。
しかし、これは大きな間違いだ。実際の場面で必要なのは「聞くこと」なのである。そして、聞くことができれば、ほぼ自動的に話すことができる。だから、実用英語の訓練は、実際に話されている英語を聞くことに集中すべきだ。

最近読んだ『超英語法』(野口悠紀雄 講談社)の一節です。まさにその通りです。同書には、次の例も挙げられています。

銃を持ったアメリカ人がFreeze!(凍れ!)と叫んだのをpleaseと聞き違えて、日本人留学生が射殺された事件があった。誠に痛ましい事件だ。言葉を聞き違えると生命に関わるという実例である。

極端な例ではありますが、言語の学習のスタートはやはり「聞く」ということなのです。ですから、北小学校の英語活動も「聞く」活動を十分にさせながら組み立てるようにするつもりです。最初は分からなくて当然です。私もALTのKabeerもジェスチャーなどを交えながら子供に英語を伝えます。完全に分からなくとも内容を推測できるようにするためです。

聞いて、内容を推測する

まちがえても結構。推測しようとすることが大切なのです。無意識ではあったでしょうが、私たちは日本語もそのようにして学んできたはずなのです。

さて、昨日2回目の英語活動を行いました。この日、扱ったのは「Month(月)」です。カードを使いながら、一通り練習した後、国語の学習と関連させながら、Listen and Matchというゲームを行いました。次のようなゲームです。

黒板に1〜12の数字を下のように書きます。

1 2 3 4
5 6 7 8
9 10 11 12

1〜12には、「月」が次のように割り振られています。

1卯月 2May 3睦月 4April 5June 6五月
7水無月 8如月 9July 10February 11弥生 12March

しかし、上のように割り振られていることは私しか知りません。
子供たちを2チームに分け、代表を1名ずつ起立させます。先攻の子供を指名し、
Call a number.(数字を言いなさい)
と告げます。指名された子供は、選んだ数字を私に数字を告げます。私はその数字に割り振られた「月」を教えます。
例えば、子供が1と答えたら「卯月」、5と答えたら「May」と教えるわけです。この二つが一致していたら1ポイント獲得というゲームです。1と4を選べば、「卯月」と「April」ですから見事一致。1ポイント獲得というわけです。どの数字にどの「月」が割り振られているのかを記憶していかないとなかなかゲームに勝てません。神経衰弱に似た知的なゲームです。
もちろん、この1時間で12の月の名前をすべて覚えさせるつもりなどありません。このような活動を続けていくうちに、子供たちはいつの間にか覚えてしまうものです。「分からない!」「覚えられない!」などという気持ちをもつことなく、楽しんでほしいなと願っています。

来週の月、火は家庭訪問です。お忙しい中、伺わせていただきますがよろしくお願い致します。