詩を書く

国語で「詩」を書きました。教科書には、四つの作例が示されています。

研究授業
昨日、
研究授業があった。
みんな石になった。

かたつむり
なにをするにも、
もたもた
のそのそ。

なんてゆっくりなんだろう。
なんてのんびりなんだろう。

なんだかわたしは、
ねむくなってきた。

くもの巣
家と家のすきまの空に
ひびが入っている。

だれかから
水でもかけられたのか。

夜空の星のような、
きらきら光る
ひび割れだ。

百人一首
小さい手が、
大きい手の上をビシッとたたいた。
小さい手は、
さびしそうに引いた。
また、きっと取れるよ。

子供たちに詩を書かせると、通常の作文と変わらない作品を書いてしまいます。詩の技法を知らないからです。そこで、教科書にある四つの詩を読ませた後、次のように指示しました。

四つの詩を読みました。普通の作文と違う書き方をしている点を指摘しなさい。

子供たちからは、次の点が挙げられました。

・改行が多用されている。
・連(ひとまとまり)がある。
・リフレーン(繰り返し)が使われている。
・比喩が使われている。
・対比が使われている。

いずれも、これまでの「詩を読む」学習で学んだことのある技法です。今度はこれらの技法を自分で使ってみる番です。とは言え、この四つの作例だけでは、あまりにも不足。自分で書くためには、もっとたくさんの詩を読んでみる必要があります。そこで、図書館にある詩集をすべて教室に持ち込み、2時間を使って次のような学習を行いました。

・詩集をひたすら読む。
・気に入った詩をノートに視写する。

このような学習をした後に、実際に「詩作」に挑戦させてみました。できた詩です。

くも
夏美
くもは いいな
空の おおきな
がようしに
たくさん 絵が
かけるんだ

くもは いいな
風の はやい
電車に のって
いろんな たびが
できるんだ

空の雲
琴美
今日も空で
ふわりふわりと
雲たちが
のんびりと通っていく

ゆっくりと ゆっくりと

そんな雲たちを見ていると
時間も
私も
なんでものんびりになった気がする

ゆっくりと ゆっくりと

満月
雅子
まんまるに光る満月
ススキにおだんごそなえました

まんまるに光る満月
今日は十五夜です

月の美しい夜
私はなんだか夢を見ているみたい
月の中ではうさぎがもちつきをしている

それほど月が美しい
十五夜です

タバコ
佑介
ある日渋谷先生が
タバコを一本すっていた
そしてなにごともなかったかのように
教室に入ってきた

ある日渋谷先生が
またタバコを一本すっていた
今日また寿命がけずれた

翔太

鳥は空を自由に飛べる
鳥は寒い中えさをまってます
鳥の赤ちゃんはお母さんをまっています
ぼくはつばさがほしい