2本のものさし

道徳の時間です。

今日、家に帰ってから寝るまでに「やろう」と思っていることを5つノートに書いてごらんなさい。

突然、何だろう?子供たちは怪訝な顔をしながらもノートに書き始めます。子供たちから発表されたのは次です。

A ゲーム(11名)
B なわとび(1名)
C テレビ(19名)
D 買い物(1名)
E 風呂掃除(2名)
F マンガ(14名)
G 米研ぎ(1名)
H 筋トレ(2名)
I 自学・宿題(18名)
J 妹の面倒(2名)
K スポ少(4名)
L 薪取り(3名)
M ピアノ(2名)
N 音楽鑑賞(9名)
O 読書(12名)

これらのことは、あなたにとって「やりたい」ことですか、それとも「やりたくない」ことですか。
これは、ものさしです。A〜Oは、このものさしのどこらへんに位置付きますか。手を挙げてごらんなさい。

下が、挙手の結果です。

ここにもう一本、縦のものさしを加えます。上は「自分のためになる・人の役に立つ」、下は「自分の害になる・人の迷惑になる」です。A〜Oの中で、下に動かさなければならないものはありますか。

一つ一つ子供たちに尋ねながら、黒板の記号を2本のものさしに照らし合わせて移動していきます。下が、最終的な結果です。

いちばん人数が多かったのは、「楽しいけれども、自分の害になる」ことですね。一方、「苦しいけれど、人の役に立つ」ことをやっている人も大勢います。自分の行動を決める時には、横のものさしだけではなく、縦のものさしも考えることが大切ですね。

このように言って、授業を終えました。下は、授業最後の5分間で子供たちが書いた感想です。

飛夢
あの表を見て思ったことは、ぼくたちが日常生活でやっていることのほとんどは、自分に対して害になるんだと感じた。でも、楽しいし、自分のためになることをやるのは簡単だと思う。だから、読書や折り紙など、自分の好きなことをテレビやゲームの他にやればいいと考える。自分が疲れるからいやだじゃなくて、誰かがやらなきゃいけないんだから、自分から進んでやればいいと思う。

和希
1組だけで、けっこうたくさんの害になることがあった。しかも、その楽しいことは害になるものがほとんどだった。ゲームとかテレビとかだ。
ぼくは視力が悪い。左右どちらも1.0以下だ。それでも、ぼくはゲームを止めようとは一度も考えたことがない。お母さんに、「やりすぎ」と言われる。お母さんたちにとっては、目が悪くなるものと思っているかもしれない。しかし、ぼくにとっては、とっても楽しいものなのだ。しかし、道徳の時間でこのような結果が出たから、少しひかえるようにしよう。

雄生
ゲームが好きだけれど害になるというから止めたい。けれど、止められない。渋谷先生がタバコを止められないのと同じだ。
テレビには害もあるが、情報もあるから害だけとは言えない。ぼくはテレビとゲームがなくなったら、ムシャクシャしてきて八つ当たりをすることはまちがいない。
害になると言われてもどうしてもテレビを見たりゲームをするのは止められない。とかくに人の世は住みにくい。

雄生さんの感想は秀逸!大いに反省です。