出会いの序章

渋谷徹と申します。本年度1年2組を担任させていただくことになりました。どうぞよろしくお願いいたします。
今年、教職5年目となります。これまでの担任歴はこんなふうです。
「5年生、6年生、1年生、6年生、そして今年1年生」
したがって、この学級は4代目渋谷学級ということになります(勝手にそう呼ばせていただきます)。
先月、3代目を送り出し、がらにもなく少々感傷的になっていた私ですが、4月に入ってからは、頭の中はまだ見ぬ4代目のことでいっぱいでした。
「早く、会いたいなぁ」
「どんな子たちだろう。きっと、エネルギーに満ちあふれたかわいい子たちだろうなぁ・・・。」
「日本語は通じるかなぁ。」
2回目の1年生担任ですが、やはり出会いの前はドキドキするものです。そして、ワクワクするものです。教師もやっぱり不安なのです。楽しみなのです。

さて、本日から学級通信を発行して参ります。その名は、

レインボー

虹です。
「なんなんだ、それは?」
と思われた方もいらっしゃるでしょう。まあ、そうおっしゃらないでください。私も結構悩んだのです。
雨上がりの空に美しく架かる橋。その橋は七色の光を放っています。そして見事な調和を見せてくれます。
私が1年2組に願っている姿です。一人一人がそれぞれの色を放ちながら、調和を作り出している。こんな学級集団を作りたいと願っているのです。

もし、虹が一色だったら・・・

確かに調和はとれているかもしれませんが、実につまらない、なんの魅力もないものになってしまうでしょう。
子供たちは一人一人違うのです。みんなそれぞれの色を持っているのです。勉強の得意な子もいるでしょう。「運動なら任せておけ」という元気者もいるに違いありません。おとなしいけれど、気持ちのとってもやさしい子だっているのです。30人が30色の光を思いっきり放ってほしいと思っています。

もし七色がバラバラだったら・・・

色とりどりでにぎやかかもしれませんが、調和などない「虹」とは言えないものとなってしまいます。
一人一人がバラバラの学級など、もはや集団ではありません。群れです。そこには無秩序と混乱があるだけです。
七色の光を美しく放ちながら、調和を保っているからこそ、虹なのです。30人がそれぞれの個性を発揮しながら、がっちりと固まっているからこそ、1年2組なのです。それが集団であり、学級なのだと考えています。

レインボー

直訳すると「雨の弓」という意味になります。レインボーは弓なのです。1年2組という弓から、どんな矢を放ってくれるのでしょうか。楽しみにしています。

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