ひらがな指導(その2)

 さて、初めてのひらがな「し」の学習の様子です。
 まず、次のように黒板に書きました。

 ●か 

 子供たちはぽかんとした顔で黒板を見つめています。それはそうでしょう。いきなり、黒板にわけの分からないことが書かれたのですから。
 突然に聞きました。

 私は誰でしょう。

「えっ」という顔です。しばらくすると、
「あっ、『か』がつくものなんだ!」という声。

 第二ヒントです。私は動物です。

「わかった。カラスだ」
「亀だ」
「何言っているの?『か』は下につくの!」
とはしっかりした女の子。

 第三ヒント、私の体は茶色です。

 これで分かったようです。かなりの子供たちの手が挙がりました。
「しかです。」
あゆみさんが答えてくれました。

 あたりです。よく分かったね。あゆみさんに拍手してあげよう。
 さて、「しか」はいくつの音でできているかな。手をたたきながら言ってみよう。 

 子供たちはパンパンと手をたたきながら「しか」「しか」と言っています。 

 先生は「し」を書きませんでしたが、書ける人いますか。 

 3分の2くらいの子どもの手が挙がりました。そこで3名を指名し、黒板に書いてもらいました(黒板には一マスを四つに区切ったミニ黒板が置いてあります)。
 3名が書き終わったところで、こう言います。 

 全部ダメです。正しい「し」はこう書きます。 

 私が書いて見せました。 

 どの「し」がいいかな。 

 全員が「先生の『し』がいい!」と言います。 

 そうです。小学校ではただしいひらがなを書かなければいけないんだよ。これから秘密のプリント配ります。これで練習すると、みんな上手な「し」が書けるようになります。 

 こう言って、プリントを配りました。
 下に紹介したのが、初めて学習したひらがな「し」です(略)。上手に書けていると思いませんか。

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