読書週間で読書習慣を!

 今日から一週間、校内読書週間が始まります。この一週間をきっかけに、是非読書習慣を身に付けて欲しいなあと思っています。「思っている」という言い方は正確ではないかもしれません。もっと言うなら「心から願っている」のです。
 しかし、願っているだけでは子供たちは本を読んでくれません。教師が、そしてみなさんが行動を始めなければならないのです。
 私は「読みたくなる本」には次の二つの条件があると考えています。

1 おもしろい本である
2 ためになる(役に立つ)本である

 したがって、世の中にある本を分類すると次の4種類になります。

A おもしろく、役に立つ本
B おもしろいが、役には立たない本
C おもしろくはないが、役に立つ本
D おもしろくもなく、役にも立たない本

 Aの本であれば最高です。何も問題はありません。誰だって読みたくなるでしょう。
 Bの本。どんどん読んでほしいと思います。本人がおもしろいと思っているのですから、どんどん読めばよいのです。
「そんな本は役に立たないから読むのをやめなさい」
等と言おうものなら、まず子供たちは本を読まなくなっていきます。
 Cの本。一年生段階では読む必要はないと思います。しかし、徐々に読めるようになってほしいとも思います。学年が上がると、理科や社会の調べ学習で必要に迫られるようになるからです。大人だって、仕事上、おもしろくもない本を読まなければならないときがあるでしょう。
 Dの本。これは読むべきではないと思います。図書館で借りた本なら、誰でも読まずに返すでしょうが、お金を出して買った本となると、もったいないからとついがんばって読んでしまいがちです。しかし、私はDのような本の場合、いくら高い金を出してかったからといって読み続けるようなことはしません。時間の無駄だからです。お金を出して貴重な時間まで奪われたらたまりません。

 と、いろいろ書いてきましたが、1年生が本を読む場合、

 おもしろいから読む

それだけでいいと思います。役に立つとか立たないとかはどうだってよいのです。
 ところで、教師や親が悩むのは、

 どうしたら、本好きの子供になるか。どうしたら子供が本を読むようになるか。

ということでしょう。
「本はおもしろいから読みなさい」
「本はためになるから読みなさい」
このように言われて、子供が本好きになった試しはありません。いや、かえって逆効果です。無理矢理やらされるほど嫌なことはないからです。
 では、どうするのか。相手はまだひらがなさえよく読めない1年生です。昔から本を好きにするためのいちばん良い方法は「読み聞かせ」だと言われています。私もまったく同感です。私自身、親の読み聞かせで本好きになった人間だからです。
 自分で本を読めない子供に読み聞かせをするのは、自転車に乗れない子供を後ろから押してやるのに似ています。子供たちはいつか独り立ちして自分で本を読むようになるのです。
 学級ではこれまで5冊ほど読み聞かせを行いました(ちょっと少ないですね)。お家でも是非読み聞かせをしてやってください。10分でも結構です(読み聞かせ用のテープも市販されているようですが、親の読み聞かせの10分の1の効果しかないようです)。

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