読書週間で読書習慣を!(その2)

 前号で「読み聞かせ」について少々書きましたが、読み聞かせの効果について次の報告があります。「主婦の友」に掲載されたある母親の文章です。

 国語は、何と言っても読解力。そして、その読解力を付けるためには、やっぱり読書・・・この図式はわかっていても、字面を目で追うのが嫌いな子供ですから、幼稚な方法と思っても、「読み聞かせ」しかないと考えたのです。
 近所の図書館から本を借りてきたりして、寝る前の10分程度、本を読んでやったんです。
「やんちゃな王さま」が主人公の『ぼくは王さま』という本は、子供がとても気に入ったらしく、
「もう一回読んでよ。」
何度もせがまれて、少々辟易したけれど、これで本好きになるのなら・・・と思い、せっせと読んでやりました。また、この本はシリーズになっているので、何冊か購入もしました。
 やっぱりやってみるものですね。
 私が読んでやった続きが気になるのか、そのうち自分から進んで読むようになったのです。途中をとばして、おしまいの所を読んでいるのには笑っちゃいましたけど・・・。というわけで、以来、少しずつ本を読むようになりました。
 今でも、外遊びに熱中して本から遠ざかっているときは、ころあいを見計らって、新しい本を読んであげています。せっかく身につきかけている「本を読む」習慣を、なくしてしまうのはもったいないですから。

 これなど、「自転車の後押し」がうまくいき、子供が上手に自転車に乗れるようになったいい例ではないでしょうか。

 子供が本好きになるには、四つの条件があるそうです。

1 子供の手近に本があること
2 やさしい内容のものであること(その子の水準より1〜2年低いもの)
3 親がそばにいてやること
4 親が読書好きであること

 親や教師の役割は「本はためになるから読みなさい」ということではなく、子供の身近にいろいろな本がある環境を作ってやることなのではないでしょうか。
 本を読まない6年生を本好きにするのは本当に大変です。1年生は上記四つの条件が揃い、先の例のように読み聞かせを続ければほとんどの子供が本好きになっていきます。チャンスは今です!学校と家庭が一緒になって、是非本好きな子供たちを育てようではありませんか!

 「本好きである」ことは本当に一生の財産だと思います。本を読むことによって一生学び続けることができるからです。
 確かに書物で学ぶことには限界があります。自分で実際に体験することが大切であることも事実です。しかし、読書をする子供としない子供とでは、長い間に圧倒的な情報量の差がついてきます。
 また、情報量の差は思考力の差となってあらわれてきます。情報が不足していては考えようにも考えられないからです。
 情報を得る方法にはいろいろありますが、読書は最適な方法ではないでしょうか。

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