「みんな」って誰のこと?

 一昨日の学習参観、多数おいでいただきましてありがとうございました。先月の学習参観と比べると、だいぶにぎやかな印象をおもちになったのではないでしょうか(言い意味でも悪い意味でも)。

「ほら、みんなも いるよ。」

 これが教材文です。右下に載せたものをごらんください(略)。

 話しているのは誰ですか。人差し指で押さえてごらんなさい。

 これがまず最初に聞いたことです。前の時間の復習です。これはさすがにどの子供も正解していました(この物語で話をしているのは絵のやや右にいる大きなかえるだけなのです)。
 続いてこう聞きました。

 誰に話しているのですか。

 これも復習のつもりで聞いたのですが、混乱してしまっている子供がかなりいました。正解は右上に見える二匹のかえるなのですが・・・。ここら辺が混乱していたために、この時間の中心問題であった次の問いもよく分からなくなったのでしょう。

 「みんな」って誰のことですか。絵を○で囲んでごらんなさい。

 これがこの時間考えさせたかった問題です。
 大きなかえるが、二匹の小さなかえるに「ほら、みんなも いるよ。」と話しているのですから、当然正解は「この三匹を除いた全部」ということになります。このことを授業の話し合いの中でつかませたかったのです。
 間違える子がいることは予想していました。逆に、間違える子がいなければこの問題は意味がありません。しかし、「誰も正解者がいない」とは思いませんでした。
 出てきた答えは次の五つです。

1 この絵に書いてある全部
2 (右上の)二匹のかえる
3 とんぼ
4 池の中にいる全部
5 (右上の)二匹を抜かした全部

 5などはいい線行っていたのですが・・・。まず、確実に違うものをつぶしていきました。
 当然、3のとんぼがつぶされました。「一匹しかいないものを『みんな』とは言わない」という理由です。
 しかし、あとの四つはなかなかつぶれないのです。納得できない子供が多かったからです。
 結局、絞りきれないまま授業は終わってしまいました。物語のストーリーを子供たちに把握できていなかったのがいちばんの原因でしょう。

 さて、今日の続きを学習しました。こんどは前のページから読み返し、物語のストーリーをつかませた後でもう一度聞いたのです。
 すると、結構あっさりとすべての意見がつぶされました。みんな変だというのです。
 淳くんが発表してくれました。
「大きなかえると二匹の小さなかえるを抜かした全部だと思います。」
もちろん、全員に支持されました。
 2時間がかりで、やっとめでたしめでたしです。

back