水と友達になれるかな?

 プールでの学習を2時間行いました。1回目は13日のプール開きの日、2回目は昨日です。
 さて、みなさんはお子さんたちにこの夏、どれだけ泳げるようになることを期待しますか。次のうち、どれに近いでしょうか。

A 15m(プールの横)は泳げるようになってほしい
B 何メートルでもいいから、ちょっとは泳げるようになってほしい
C 泳げなくてもいいから、浮けるようになってほしい

 次の文章を読んでみてください。

 水中を歩いたり、走ったりすることや水に顔をつけたり、水中で目を開けたり、息をはいたり、水に浮いたりして、楽しく遊ぶことができるようにする。

 これが1年生の「水遊び」の目標です。「水泳」ではありません。あくまでも「水遊び」です。
 別に泳げなくてもいいのです。極端に言えば「水を怖がらずに、水遊びができればよい」とさえ思っています(もちろん、泳げるようになればそれに越したことはありませんが)。

 これまでの「水遊び」、子供たちはお家に帰ってどんな感想を話していましたか。
 1年生はプールを怖がります。当然のことだと思います。小さな子供にとって25メートルプールはとてつもなく大きく、そして深く見えるのでしょう。
 また、水の中での動作は陸上とちがって、次のような特性を持っています。

・常に呼吸ができるわけではない
・自分をしっかり支えてくれるものがない
・自ら抵抗を受ける

 このような状況をあまり体験していない子供にとって、プールに不安を感じることは当然のことだと思います。
 水遊びを通して水の中での様々な動きを体験させ、水に対する不安を取り除いてやることが1年生のプール学習のポイントになるのではないかと思います。
 昨日は、プールの中をぐるぐる歩かせたり、走らせたりしました。呼吸を確保した上で、水の中での基本的な動きを体験させるためです。また途中で、
「はい、反対回り!」
という指示を出し、水流と逆に歩くこともさせました。水の抵抗を体感させたかったからです(浮くことができれば、水流に乗って進むことも体感させたかったのですが)。
 中には、一人で水に入ることを極度に恐れる子もいます。そういう子は抱きかかえながらいっしょにプールに入りました。
「絶対に離さないから大丈夫だよ」
と安心感を与えた上で、子供が水に触れる部分を少しずつ多くしていきました。そして、元気に遊んでいる子供のそばに行き、何気なく顔に水しぶきを浴びせさせたりもしました。
 一方で、水慣れしている子供を抱きかかえ、遠くに投げ飛ばしたりもしました。元気な男子やお転婆な女子などは、
「先生、もっと投げて!また投げて!」
などと要求してきます(中には逃げまどう子もいましたが・・・)。
 是非、全員の子供たちが「水を怖がらずに水遊びができる」ようにしたいと思っています。

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