6〜9までのたし算

 0〜9までの「たし算」の学習を一通り終えました。
 我がクラスでは、「たし算」の学習を2つのステップに分けて行ってきました。次の2ステップです。

1 答えが5以下になるたし算
2 答えが6〜9になるたし算

 数の概念がまだ完全に身についていない子供達にとっては、5という数は一つの壁になります。5という数は、人間が片手の指で操作できる数であり、また、一目で認識できる数でもあります。
 したがって、5よりも大きい数になると子供達は途端に抵抗を示すようになります。両手を使わなければ数えられない数であり、一目見ただけではなかなか認識することが難しい数でもあるからです。
 5までの数がうまく操作できない子供は、6以上の計算になると完全にお手上げになります。
こんなわけで、まず、5までの計算について集中して学習してきました。

 さて、次のステップが「答えが6〜9になるたし算」になるわけですが、これもまた、いくつかのパターンに分けられます。
「答えが6〜9になるたし算」は、次の34通りあります。

6+0  3+6  1+6  3+5  7+1  6+1
0+8  4+4  6+3  3+3  7+0  0+9
9+0  8+1  0+7  8+0  2+5  2+4
1+8  3+4  5+2  4+5  5+1  7+2
5+3  5+4  0+6  1+7  6+2  2+7
4+3  2+6  4+2  1+5

 この34の計算が、いくつかのパターンに分けられるのです。一体、どんなふうに分けられると思いますか?
 子供達は、6〜9までの数を「5にいくつがくっついた数か」ということで捉えます。たとえば、7なら、「5に2がくっついた数」と考えるわけです。
 こう考えると、実は先の34の計算は、次の3つのパターンに分けられるのです。

(1) 5+1型の計算(単純に5にいくつかをくっつけて考えられるもの)
5+1、5+2など
(2) 6+1型の計算(たされる数からたす数へ、いくつかをわたして5をつくるもの)
6+3、7+2など(たとえば、6+2を5+3の一端置き換えて計算します。)
(3) 4+2型の計算(たす数からたされる数へ、いくつかをわたして5をつくるもの)
4+3、3+3など(たとえば、4+3を5+2に一端置き換えて計算します。)

 何やらごちゃごちゃして、わかりにくいですが、子供達は、このようにして計算の仕組みを理解していきます。タイルなどを動かしながら、数の仕組みを覚えていくわけです。

 さて、これは「計算の仕組み」を理解するための学習です。自由自在に計算できるようになるまでには、まだまだ練習が必要です。
 まさか、一つ計算するのに、上に書いたようなごちゃごちゃしたことをいちいち考えてながらやるわけにはいかないでしょう。
 例えば、私達大人は5+4という計算をするとき反射的に9という答えが出てきます。つまり、覚えているわけです。(かけ算九九と同様、たし算九九というのもあるのです。)
 子供達も、基本的な計算については半ば反射的に答えが出てくるようになるまで、練習を繰り返していく必要があるのです。
 これから、毎日のように計算練習を繰り返して行っていこうと考えています。

back