せんせい あのね

昨日から、作文の学習を始めました。1年生の教科書では、作文の入門編として、「せんせい あのね』という題材があります。
つまり、「話す』ことの延長して「作文』が考えられているわけです。話し言葉で、どんどん書くことを楽しんでいこうということなのでしょう。
確かに、1年生は「おしゃべり』が大好きです。暇さえあればしゃべっていますし、また、休み時間になれば必ず、
「せんせい、あのね、きのうね・・・・・〜』
と始まります。
話したがりやの1年生にとって、「せんせい あのね』とか、「おかあさん あのね』というような学習の仕方は自然なのだと思います。
話すのは大好きな子供達です。書くのも大好きな子供達にしたいなあと思います。
こんな感じで学習に入りました。

教科書には、まさおくんの遊んだことが書いてあるね。誰か、まさお君みたいに、昨日遊んだことを先生に教えてくれる人はいないかな?

改めて、「昨日遊んだことを話せ』などと言われると、なかなか話しづらいのかも知れません。最初は5人の子供しかあげませんでした。
その中で、一番はりきって手を挙げた裕介くんを指名し、話をしてもらいました。こんな話でした。

せんせい、あのね、きのうね、かずとしくんのうちにいったらね、かずとしくんはべんきょうしていて、ぼくはまっていたんだよ。

私が、この裕介君の話を、マス目入りの黒板に書き、子供達にも視写させました。
いつものように、

早く・正しく・美しく、先生と同じくらいの早さで書くんだよ。

という指示を出しながら写させたのです。
まず、「あのね作文』はこんなふうに書くんだということを、視写させることで感じとらせたいなあと思ったのです。口で、ごちゃごちゃと説明するよりは、視写させた方が効果的でしょう。
この後、「もう一人やろうかな』と言って手を挙げさせたのですが、今度は「やりたい、やりたい』の大合唱。是非、指名してもらおうと、自分をアピールしています。
そこで、なかでもアピールの強かった玲奈さんにお話してもらうことにしました。玲奈さんはこんな話をしてくれました。

せんせい、あのね、きのうね、じてんしゃにのってあそんでたらね、いぬのさんぽをしているひといてね、わたしもいっしょにいったんだよ。

これも、先と同じように視写させました。

さて、ここまでやればほとんどの子供が、
「ぼくも話したい。』「私も話したい。』
ということになります。私のねらいどおりです。
気分が盛り上がってきたところで、次のように言いました。

じゃあ、今度は自分でお話したいことを、自分で書いてくれるかな。この紙に書くんだよ。

こう言って絵日記形式の紙を配りました。
書かせる前に、文を書くときの約束を2つだけ教えました。

1.お話を書き始めるときには、最初の1マスをあける。
2.「、」や「。」をつける。
、はお話を途中で休むときにつける。
。は一つのお話が終ったときにつける。

、や。の付け方はなかなかわからなかったと思いますが、次のような例を出して句読点の大切さだけはしっかりと教えました。

1 うんこのケーキおいしいよ
2 うん、このケーキおいしいよ。

こんな文を黒板に書いて、
「1と2は、どうちがいますか。」
と聞いたのです。教室中大爆笑でした。少なくとも、「、や。は大切なんだな。」ということだけはわかってくれたのではないかなと思います。

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