むしのはなし

国語で、『むしのはなし』という学習をしています。
国語の学習の基本は、何といっても「まず読むこと」です。読めないことには話になりません。
これまでの学習でもそうだったのですが、この「むしのはなし」の学習でも徹底的に読む練習をさせました。
今のところ、我がクラスの音読学習は、基本的に次のようなパターンで行っています。

1.文字だけを頼りに、自力で読んでみる。(自分がへたくそであることを自覚させる意味もあります。)
2.みんなで一緒に読んでみる。(みんながへたくそであることを確認します。)
3.教師の後について、1文ずつ読む。
4.もう一度みんなで一緒に読んでみる。
5.もう一度一人で読んでみる。

自分(達)が「読めない」「へたくそである」ことを自覚させることは大切なことだと思っています。
なぜなら、「できない」「わからない」ことこそが、あらゆる学習の出発点であるからです。学習の結果「できるようになった」という事実がより明確に子供達に意識されるからです。
できる喜びを感じ得た子供は、意欲を持って学習に臨むことが出来ます。
ですから、私は、子供達がへたくそにしか読めないとき、次のように言います。

へたくそですね。でも、この時間が終われば上手に読めるようになるから、楽しみにしててね。

さて、先ほど基本パターンについては書きましたが、やはりワンパターンでは子供達も飽きてしまいます。
そこで、音読練習のパターンとして次のようなものをやっています。

連れ読み・・・、や。までの所を教師が読み、その後を続けて読ませます。
2度読み・・・座って1回、立って1回、合計2回読ませます。(誰がどれくらいのスピードで読んでいるのかすぐわかります。)
ジプシー読み・例えば、「自分の場所で1回、黒板の前で1回、教師の前で1回」等、場所を移動しながら読ませます。
丸読み・・・・。で区切って、1文を一人ずつ読ませます。
段落読み・・・段落の変り目までを一人で読ませます。
連続読み・・・とにかくつっかえるまで一人で読ませます。つっかえたらつぎの人と交替です。

上のいろいろなパターンにバリエーションを加えながら、子供達が飽きずに音読学習が出来るようにしています。

さて、昨日の授業の最初にも音読練習をさせました。私は2回くらい全員で読ませ、すぐ読み取りの学習に入るつもりでいました。(音読は前の時間にたっぷり練習していましたから)
ところが、全員で声を揃えて読んだ後、私が次の課題を言おうとしたときです。
「先生、一人で読みたい。」
と言う声が聞こえてきました。更に、他の子供から
「みんな、順番に一人ずつ読んでみようよ。」
と言う声も聞こえます。
子供達がこれほどやる気になっているのですから、読ませない手はありません。
連続読みに挑戦させようと思い、こう言いました。

よし、じゃあ、「連続読み」というのをやります。1回もつっかえなかったら、最後まで読めます。1回でもつっかえたらそこで終わりです。
さあ、何人の人が最後まで読めるかな。

こうして初めての「連続読み」が始まりました。何人の子が1回もつっかえずさいごまでたどりつけたと思いますか。
何と14名です。半数の子供が1回もつっかえずに最後まで読んだのです。これにはびっくりしました。
しかも、途中で間違えた子もほんのちょっと間違えただけという子が多くとっても上手に読めていました。
内容の学習については、次号でお伝えします。

back