初めての漢字

やっと、ひらがなが書けるようになった子供達。まだまだ、文を書くこともおぼつかないようですが、漢字の学習が始まりました。
私は、本当なら漢字より先にまずカタカナを覚えさせるべきだと思うのですが、とにかく漢字の学習が始まったのです。
今のところ、次の2つの漢字を学習し終わっています。
山・日
ところで、1年生に初めて漢字を教えるとき、まず何から教えたらよいのでしょうか。
私はまず、「漢字の覚え方(漢字の学習の仕方)」を教えるべきだと考えています。「漢字の覚え方」を学んだ子供は、自分で学んでいけるようになるからです。
ですから、1年2組の「漢字入門」は次のように始まりました。

今日から、漢字の勉強をします。(ヤッター!の声)みんなは、漢字を書けるようになりたいですか。(うん!)
そうだね。いっぱい漢字を書けるようになりたいね。これから先生がお話しする勉強のしかたで漢字を勉強すれば、みんな漢字が書けるようになります。よく聞いててね。

こう言って、次のような学習の手順を黒板に書きました。

(1)先生が黒板に書く漢字を、見て覚える。(読み方も含めて)
(2)黒板に書いた漢字を見ながら、机に指で5回書いてみる。(指書き)
(3)漢字練習帳の薄く印刷してある場所をなぞって書く。(なぞり書き)
(4)漢字練習帳のますの中に練習する。(写し書き)
(5)みんなで一緒に空中に書く。(空書き)

基本的には、上の5つの順番で学習をしていくことになります。(ただし、子供達の使っている漢字練習帳には、学習した漢字を使って短文を作る箇所などもありますので、厳密にはもういくつかステップがあるのですが、上の5ステップは漢字学習の核とも言える部分です。特に2〜5がポイントになります。指書きから始まって、空書きに至るまでのステップが大切なのです。
ちょっと解説してみます。

指書き   初めて出てきた漢字を、筆順に気をつけながら机の上に指で書かせます。指で書くのがポイントです。指でおおざっぱに書いてみることで、漢字の形を大体覚えます。

なぞり書き 漢字学習帳の薄く印刷されている文字の上を丁寧になぞります。指書きの時にはいい加減だった、とめ・はね・はらいが、なぞることによって意識されます。

写し書き  漢字練習帳の何も書いていないますに、覚えた漢字を練習します。(5回程度です。)これで、一人で漢字を書けるようになります。

空書き   書き順を口で唱えながら、全員一緒に指で空中に書きます。教師である私は左手で、鏡文字を書きます。これをすることにより、書き順を間違えている子がいれば、一発でわかります。

子供達の学習には、システムを作ってやることが大切であると思っています。何をどうすればよいのかをはっきりさせることが大切だと思っているのです。システムさえ、しっかりしていれば、子供達は迷わず自分で学習をしていくことが出来るからです。
ただ、今日紹介したのはシステムの全てではありません。一部です。ここに、習熟のための練習や、確認のためのテストを組み入れて、1年2組の「漢字学習システム」が完成します。
文字は文化です。日本の文化を確かに受け継いでいってほしいなあと思っています。

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