いちばん強いのは誰?

さっそく学習を始めています。昨日の国語の学習の様子です。1学期、最後までできなかった「けんかした山」の学習です。
まず、1学期の復習の意味で全員で一斉音読をしてもらいました。やはりだいぶ下手になっています。何回かコメントを加えながら読み直しをさせました。あっという間に1学期の時のうまい音読に戻りました。
上手に読めるようになったところで、こう聞きました。

何というお話ですか。

「けんかした山です。」
もちろん、全員が簡単に答えます。

そうですね。では、「けんかした山」には何人の人が出てきましたか。

これは、漫然と考えていても答えられません。教科書を読み直しながら一生懸命考え始めました。
「4人、5人、7人、20人・・・」
と、かなりいい加減な答えが返ってきました。そこで、誰が出てきたのか具体的に発表させました。

○お日さま ○くも ○お月さま ○あめ ○山(2人) ○ことりたち ○どうぶつたち ○木 ○そら ○火 ○みどり

子供達は上の11個を発表してくれました。

こういうふうにね、お話の中に出て来る人のことを「登場人物」といいます。「登場」というのは「出てくる」という意味です。「人物」というのは「人」という意味です。お日さまやお月さまは「人」じゃないよね。でも、お話の中で人間と同じように、お話したりしているのは登場人物といいます。

少し難しい言葉だったかもしれませんが、「登場人物」という言葉を教えました。また、説明しただけではまだよくわからない子もいると思いましたので子供達がよく知っている「どらえもん」の登場人物をあげさせ、「どらえもんは人間ではないけれど登場人物である」ことを教えました。
そこで、こう問いかけます。

みんなはさっき11人を発表してくれましたがこの中に登場人物とは言えないものがあります。誰ですか。

○みどり ○火 ○木 ○そら ○あめ
この5つは登場人物とは言えないことを確認しました。

さあ、実はここからが本題です。

「けんかした山」の登場人物の中で、一番強いのは誰ですか。

子供達は悩んでいましたが、挙手させたところ次のような結果になりました。
○お日さま・・・・9人
○くも・・・・・・2人
○山・・・・・・17人
「山が強い」と考えている子が圧倒的に多いのです。ここでチャイムがなり、休み時間をはさんで考えることにしました。
そして次の時間。「山が強い」と考えている子供に「なぜそう思うのか」を聞いたところ、こんな答えが返ってきました。
「山はけんかをしているから。」
「山は火をふいているから。」
なるほど、「そういうふうに考えるのか」と思いましたが明らかに間違った読み方です。たった2人だった「くも派」の子供から反論が出されました。
「雲は雨を降らせて、山のけんかを止めさせたでしょ。だから雲が一番強いと思います。」
「お日さま派」からは、こんな反論が出されました。
「お日さまは山に『けんかをやめろ。』と強そうに言っている。」
「雲を呼んできたのはお日さまだからお日さまの方が強い。」
ここまで意見を聞いたところでもう一度自分の考えに挙手させました。最初と比べてみてください。
○お日さま・・・・7人
○くも・・・・・20人
○山・・・・・・・1人
「お日さまか、雲か」というのは難しい問題ですが、少なくとも山ではないということで学習を終えました。最後の1人も納得してくれたようです。

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